どの業界でも、特有の言い回しや用語があると思う。
- 12時を“てっぺん”と言う(芸能界)
- トイレに行くことを“4番”と言う(飲食業界)
- 山で隠れておしっこをすることを“お花摘み”と言う(登山業界)
- ごめんなさいを“ご無礼!”と言う(麻雀業界)
挙げたらきりがないが、その業界にいないとわからない用語がたくさんある。
今回は、僕が8年間身を置いた証券業界の、辞書には載っていないような用語を解説しようと思う。
タイトルにも書いたが、知っても何一つ得はしないし何の学びにもならない。
驚くほど暇な人だけ、ぜひ読んで欲しい。
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目次
知って得しない証券・金融用語一覧
ガン詰め
めっちゃくちゃ怒られること。(これは他の業界も共通かもしれない)
(使用例)
「俺、昨日支店長にガン詰めされたんだけど…。」
旗を振る
実際は全くできていない数字を、さもできたかのように上に報告すること。
「全くできていません」と報告した場合のガン詰め回避、背水の陣による数字の捻出、などの効果がある。
(使用例)
「お前いいなぁ、投信300万円できてんだ。」
「いや、あれ旗なんだ…まだ埋まってないんだよね…。」
玉(ぎょく)
お客さんの持っている有価証券のこと。
(使用例)
「今月はまとまった玉の売買ができてないから収益きついわー。」
シコる
お客さんが保有する株の値段が下がり含み損となることで、売買ができなくなってしまうこと。
(使用例)
「先月までうまく回転させてた〇〇さんの玉がシコっちゃって今月きついわ…。」
ゴロン
売買すること。
(使用例)
「シコってた玉がやっとゴロンできたわ!」
○(まる)
ゼロという意味。
(使用例)
「収益できた?」
「いや、まだ今日○なんだよね…。」
交通整理
やらないといけない商品が多すぎる時に、各商品の進捗状況を整理して営業員ごとの割り振りを再確認すること。
(使用例)
「一回交通整理するぞ。○○があと500万、△△があと300万、××があと100万残っているから、Aは〇〇、Bは△△を進めてくれ。Cは××の100万円を消しちゃって。」
消し込み
ノルマ商品の締め切りがギリギリの時、支店全体でその商品を追いかけて消すこと。
(使用例)
「今月募集の外債、明日が最終日なのにまだ5000万円も残っているから今から消し込みや!」
置き値
株の注文で指値を出す際、高い確率で約定しそうな値段で発注すること。
(使用例)
「今日の収益どうするの?」
「あ、俺、昨日外株の売りを置き値で発注してるから、その売れた代金でまた株買うつもりだよ。」
こすり
微益で売ること。
(使用例)
「今日収益きつかったから〇〇さんの外株こすりで売ってなんとか数字作ったわ。」
ライジングサン
証券会社との相対取引で買った外国株を、その日の晩の市場に売り指値を発注し約定すること。
(使用例)
「お前今日の収益ってなんか予定あんの?」
「ライジングサン。」
「出たー!!」
いってこい
株価が元の値段に戻ること。
(使用例)
「〇〇さんの玉、上がってるから売りましょうって提案したのにシブられて、結局いってこいで今プラマイゼロだよ…。」
セリクラ・バイクラ
なんかエロい響きだが、セリングクライマックス・バイイングクライマックスの略。
直訳の通り、売りの最終局面・買いの最終局面のこと。
(使用例)
「あの銘柄めっちゃ下がってきたねー。」
「セリクラきたら買いで仕込みたいね。」
客注
こちらから提案したわけではなく、お客さんの方から勝手に頂いた注文のこと。
(使用例)
「〇〇さんで投信1000万円の注文入りました!」
「どうせ客注のラッキーパンチだろ?」
「違いますよ!ずっと提案してました!」
セ・リーグ、パ・リーグ
セクハラ、パワハラで有名な人のこと。
突然の異動や降格人事の際に使われることが多い。
両方とも当てはまる場合は“セパ両リーグ”という。
(使用例)
「あの営業で移動してきた人、昔は支店長だったらしいよ!」
「うっそ!何したの??」
「セ・リーグだって!」
「きゃー!」
おわりに
最後に一つだけ言いたい。
こんなクソ記事を最後まで読んでくださり、誠にありがとうございます!!
良かったら他にも見ていって下さい!!
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まとめ
業界用語って面白い。