・病気がちだ
・なかなか治らない持病がある
・医者の治療に疑問を感じている
こういった方向けに書きます。
結論、粗食や断食を実践するだけで、大概の病気は治る可能性がある(もしかしたらガンも)という話です。
目次
ファスティングでガンや病気が治る?
ファスティング(断食)でガンや病気が治る可能性があるの?という話ですが、あります。
もちろん、万病に効く万能薬なんてこの世に無いと思いますが、(あくまで個人的な意見として)ファスティングがそれに一番近いのでは?と思っています。
ファスティング指導者とその実例
まずは、ファスティングを専門に指導する方と、その患者さんの実例をご覧ください。
菅野 喜敬氏
セントクリニックの断食専門医である菅野院長は、「断食ほど効く方法はない!」と断言します。
【菅野氏が説く断食の効果】
- アトピー性皮膚炎は断食が最高に効く、肌荒れも治っていく
- 皮膚科ではどうにもならない乾癬症(強度のアレルギーである乾いた皮膚疾患)も、断食を繰り返すことで治る
- 西洋医学でも治療法は無いバセドー病や甲状腺機能昂進症などのホルモン異常症は断食で正常に治っていく
- 腎臓病や肝臓病も、3日断食や7日断食で治る
- 糖尿病は食事法と断食でよく治る、15人のインスリン依存型患者を全員完治させたこともある
- 潰瘍性大腸炎は断食が一番良い
平川 郁氏
熱海断食道場の代表である平川氏は、次のようにおっしゃっています。
【平川氏が説く断食の効果】
- 痔は3日断食すれば7割治る
- 水虫も7日ほどの断食で治る
- アトピーは断食で治るし、断食以外ではむしろ治らないと思う
- 脳卒中、心臓病は断食で劇的に治っていく
- リウマチも痛風も断食で治る
- 糖尿病は、むしろ断食以外で治すのは大変だと思う
甲田 光雄氏
『奇跡が起こる半日断食』が代表著書の1つである甲田医院(平成26年末に閉院)・故甲田光雄院長は、断食を提唱して数々の病気を治療してきた第一人者です。
甲田先生は、来院する患者には全て「腹7分目」の「少食健康法」を指導されてきました。
その中で、3年以上腹7分目を実践している患者さん300人へのアンケートを行い、247人から回答を得た結果が下記の通りです。
- 回答者76%が「風邪を引く度合いが目に見えて減った」
- 花粉症患者の85%が「完治した」と回答
- その他、アトピー性皮膚炎や気管支炎、アレルギー性鼻炎患者も激減した
このように、医者の治療ではなかなか治らない病気も、断食や少食を実践して改善した例が多数あるそうです。
また、同氏は、
「現代医学では原因不明の難病中の難病である全身性エリテマトーデス、ベーチェット病、多発性硬化症なども断食で治癒した患者さんがたくさんいる。ただし、本当に完治させるためには本断食が必要。」
とおっしゃっていました。
森 美智代氏
『食べる事、やめました』という著書で“1日青汁1杯だけ”という生活を送っている事を明らかにし、話題になった方です。
森さんはご自身が21歳の時に「脊髄小脳変性症」(運動機能を司る小脳や脊髄が萎縮していき徐々に歩けなくなる)という難病だと診断されます。
この病気は、映画やドラマ化もされた『1リットルの涙』の著書の方と同じ病気で、治療法は無いと言われ途方に暮れていたそうです。
その際に、数々の難病を断食や少食療法で治してきた故甲田光雄先生のところへ行くと、「断食すれば治る」と言われます。
そして甲田先生の指導のもと断食を行い、見事にこの病気を克服しました。
同氏は、1日青汁1杯(約60kcal)だけという驚きの生活を送っている方なので、興味があれば著書を読んでみてください。
ファスティングの研究レポート
海外の研究結果でも、ファスティングの効果を裏付けるものはたくさんあります。
【断食は癌と戦うのに有効か?/Medical News Today】
(原文:Can fasting help fight cancer?)
- ファスティングは癌の予防と治療療法に効果がある
- 2型糖尿病患者に断食を行ってもらったところ、2ヶ月後にはインスリン治療を必要としなくなった
- 2018年の研究結果では、ファスティングは乳がんや卵巣癌の化学療法を行なっている患者の生活の質の改善に有効だった
- ファスティングは癌と戦うための免疫システムを高める
【短期断食の癌治療における影響/NCBI】
(原文:Effects of short-term fasting on cancer treatment)
- 短期断食は、癌治療における化学療法の有効性を高める
- 短期断食は化学療法の毒性から身を守ってくれる
- 短期断食は、多種多様な腫瘍に有効であると期待されている
【癌と断食・カロリー制限/UCSF】
(原文:Cancer and Fasting/Calorie Restriction)
- 断食とカロリー制限は、癌の進行を遅延または完全に停止させ、がん細胞を死滅し、免疫効果を高める
- 断食は、化学治療や放射線治療の有害な副作用から患者を守る事ができる
ここに示したのはほんの一例で、調べるとたくさん出てきます。
ただ、「断食で病気が治る!」と声を大にして言ってしまうと、医療ビジネスや製薬ビジネスに大打撃となってしまうため、(特に日本では)専門家や研究者も学会等で正式に発表できない(発表しようとしても上層部から止められる)という事もあるそうです。
ファスティングによる“自己融解”
上記で紹介した甲田氏によると、ファスティングが癌に有効だと言える理由の1つに“自己融解”という現象を挙げています。
「ファスティングにより一切の栄養分が断たれると、体はどこからか栄養分になるものを探し始める。そうすると、生命維持に絶対必要なもの以外の組織から栄養分を取り入れてエネルギーに換える。これを「自己融解」という。(甲田氏)」
この自己融解による一番わかりやすい例が血管だと言います。
例えば動脈硬化の患者さんがファスティングをすると、その原因であるアテローム(血管内に付着したドロドロ状のコレステロール)をエネルギー源として利用し、しまいにアテロームはなくなり血管がきれいになるそうです。
万病も老化も血管から始まる、と言われています。
血管が詰まれば血流が悪くなり、そうすると栄養素や酸素の運搬や老廃物の代謝が滞り、そこに癌など様々な病巣が育っていく、というわけです。
ファスティングをすると血管がきれいになって若返り、癌などのリスクが低減し、さらには身体も若返る、とのこと。
他にも、ファスティングによって腸の癒着がはがれたり、腫瘍が消失したり、さらには癌そのものが縮小する、といったこともしばしば見受けられるそうです。
日本人の死因の上位3つは“がん”“心臓病”“脳卒中”です。そして心臓病と脳卒中は動脈硬化が原因の1つと言われています。
つまり、ファスティングによって日本人の3大死因のリスクが低減できるという事です。
特にお金もかけずにできる最強の健康習慣がファスティングではないでしょうか?
まだやったことが無い方は、ぜひこれを機会に実践してみてください。
ファスティングのやり方
これはこちらの記事で詳しく解説しているため、是非ご覧ください↓
この記事では半日〜3日程度のファスティング方法を解説しています。
重い病気を治すためには1週間〜20日程度の本格的な断食を複数回行う必要があるそうなので、そのレベルのファスティングは必ず専門家の指導のもと行なって下さい。
おわりに
ここまで読んでくださってありがとうございました!
ファスティングは、お金も時間もかからない上に有害な副作用も特に無い最強の健康習慣だと思います。
朝ごはんを抜くだけの“半日断食”でもその健康効果は絶大なため、ぜひみなさんにも実践していただきたく思います。
これでまた一歩、健康で元気な老後に近づきましたね。
まとめ
・病気や癌にもファスティングは有効っぽい
・何よりデメリットが無いのでとりあえず試すべき
・これだけでも十分健康体になれそう