・FXを始めてみたけど全然勝てない
・勝つときは微益、負けるときは大損だ
・自分がエントリーする度に逆行する…
こういった方向けに書きます。
FXは脳の構造的に普通にやっても勝てません。
その脳の構造をきちんと理解するだけで今よりは上手く立ち回れるようになりますので、この記事で解説します。
スポンサードサーチ
FXが勝てない理由①：プロスペクト理論
まずは下記の質問に答えてみて下さい。
【質問①：どちらを選びますか？】
- コインを投げ表が出たら30万円手に入るが裏が出たら2万円失う
- コインを投げ表が出たら100万円手に入るが裏が出たら50万円失う
この二つの選択肢がある場合、あなたはどちらを選びますか？（なるべく現実に本当に起こっているものとして想像してみて下さい）
おそらく、ほとんどの人が（1）を選ぶと思います。
だって、リターンに対してのリスクが▲50万円ってインパクトがありますが、▲2万円ならまだ許容範囲じゃないですか？
しかし、①の期待値は+14万円、②の期待値は+25万円なので、何度も挑戦できるのであれば②の方がパフォーマンスは圧倒的に優れています。
ただ、これを頭で理解するのと実際に②を選ぶのは全く違うものだと理解して下さい。
上級者は迷わず②を選びますが、初心者ほど①しか選べません。
では、もう一つ質問です。
【質問②：どちらを選びますか？（※ただしあなたには100万円の負債があります）】
- コインを投げ表が出たら60万円手に入るが裏が出たら5万円失う
- コインを投げ表が出たら100万円手に入るが裏が出たら50万円失う
この場合はどうでしょうか？
前提条件がついただけで、なぜか勇気を出して②を選ぶ可能性が一気にあがりませんか？
今回の期待値は①が+27.5万円、②が+25万円なので、①を選ぶのが正解です。
この人間の脳の構造と、それを投資というフィールドに置き換えて説明すると下記のようになります。
・人間は利益を得る場面では確実に得られる方を選択する
→投資での利益確定をすぐにしたがる
・人間は損失を最大限に回避しようとする
→既に損失がある場合、なんとか取り返そうとする
・人間は利益よりも損失の方が重大に感じる
→利益確定はすぐにできても、損切り（=損失確定）はなかなかできない
このように説明できます。
こういった脳の構造を理解しないまま『なんとなく』『雰囲気だけで』投資をしても、まず100％負けます。
何回か偶然うまくいっても、最終的には100％負けます。
このプロスペクト理論をしっかり理解し、期待値で考えて投資をできるようになると成果が安定してきます。
特に初心者の方や勝てなくて悩んでいる方は意識してみて下さい。
FXが勝てない理由②：いきなりプロに勝てると思ってしまう
不思議なもので、なぜか投資に関しては誰しもが「自分ならできる」と思ってしまうんです。
もしくは一攫千金に目が眩み自分の実力やリスクをわきまえずに投資をしてしまうんです。
例えば、今あなたがプロ野球の試合のバッターボックスに立って、プロの投手が投げる球を打てますか？
プロの投球に対してヒットやましてやホームランを打てますか？
限りなく難しいですよね。
ただ、投資の世界だと急に打てる気になってしまうんです。
投資に失敗する方はこのケースが多いです。
一通りの知識の習得から過去チャートの検証、実践練習などを積み、勝てるようになるまでは分相応な金額で投資をしていれば、大怪我をして退場してしまう可能性は限りなく小さくなります。
スポンサードサーチ
FXが勝てない理由③：感情的になる
投資に限らずこうなったら全てにおいて上手くいきません。
こと相場の世界においては、本当に非情です。
熱くなればなるほど自分の取っているポジションとは逆にいきますし、辛抱たまらずドテンした瞬間に正反対の動きになって往復ビンタを食らいます。
- ムキになったポジション
- ムキになったロット
- 損失の挽回を狙った無理なエントリー
これらのどれか一つにでも当てはまる場合はすぐに相場から距離を置き頭を冷やすことをオススメします。
熱くなると周りが全く見えなくなりますし、自分の実力や資金力を鑑みないエントリーをしていまいがちです。
感情的になっていると感じたら、携帯を置いて散歩に出たり、寝たり、何か別の趣味に没頭したりと、一旦他の事をやって冷静になってから戻って来ましょう。
おわりに
ここまで読んで下さってありがとうございました。
相場は本当に何度も挫けそうになりますが、諦めずに努力していればいつか必ず報われると思います。
もし中々勝てていなければ、こちらの記事も参考にしてみて下さい↓
また、為替FXなら口座開設ボーナスの分をノーリスクで投資ができるXMがオススメです↓
勝ち組トレーダー目指して一緒に頑張りましょう！
スポンサードサーチ
まとめ
・脳の構造を理解して期待値で立ち回る
・基礎を固めてからバッターボックスに立つ
・感情的になっていたら一度画面を閉じる
