海外旅行の際に気になるコンセント事情。
『なんかコンセントの形状が違うから専用のプラグか何かを持っていかないといけないんでしょ?』
ってぐらいの認識は誰しもが持っていると思います。
しかし、コンセントの形状以外に、日本の電圧規格と海外の電圧規格の違いまで認識している方って案外少ないように感じます。
V(ボルト)、A(アンペア)、W(ワット)って何?どう違うの?
っていうのが本音ではないでしょうか。(僕がそうでした)
何も知らずに日本で使っている電化製品を海外で使うと、ショートして壊れてしまったり最悪のケースではホテルを停電にしてしまうなんてこともあり得るので、ここでしっかりと違いを理解して頂けたらと思います。
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目次
変圧器と変換プラグの違い
まず、違いを簡潔にまとめると下記の通りです。
変圧器 = 海外のコンセントの『電圧』を日本の規格に変えるもの
変換プラグ = 海外のコンセントの『形状』を日本の規格に変えるもの
そして海外旅行の際には、変圧器が必要なシチュエーションが滅多にないので変換プラグさえ持っていればOKだと思います。
海外で変圧器が必要になるシチュエーション
家庭用電源の電圧は、国によって違います。
主要国の電圧をまとめると、
アメリカ:110-120V
ハワイ・グアム・サイパン:110-120V
台湾:110V
韓国:220V(一部ホテルで110V)
中国:220V
タイ:220V
シンガポール:220V
欧州(ほぼ全て):220-230V
このようになります。
詳しくは下記サイトにわかりやすくまとまっています↓
https://www.myrental.co.jp/plug.html
見ていただくとわかりますが、海外では220V〜230Vの電圧が主流なのに対して、日本の電圧は100Vと、世界で最も小さい値になっています。
そのため、日本の100Vの電圧にしか対応していない電化製品を海外で使ってしまうとショートして壊れてしまう可能性が非常に高いです。
この『100Vの電圧にしか対応していない電化製品』を海外で使う場合に、変圧器が必要になります。
例えば、日本のドライヤーの規格はほとんどが100Vの電圧にしか対応していません。
↑見えにくいですが、家にあったダイソンのドライヤーの規格です。
赤い四角の中には、
100V
50/60Hz
1200W
と書かれています。
これは、
- 100Vの電圧にのみ対応
- 50Hzと60Hzの周波数に対応(今回は無視でOK)
- 1200Wの電力が必要
という意味です。
例えばこれを、変圧器無しで220Vが主流の国の電源で使うとショートする可能性が高いです。
そのため、もしこのダイソンのドライヤーをどうしても海外で使いたい場合は、『渡航先の国の電圧を100Vに降圧し、1200W以上の電力を出力できる変圧器』を買わないといけません。
そして、ドライヤーのように大きな電力を消費する電化製品に対応した変圧器は、大きくて高い(最低7-8000円程度)です。
「そこまでしてどうしても持って行きたい電化製品なんか無いから、普通に旅行中に不便が無ければいい!」
って方が大半だと思いますが、そういった方に朗報です。
ドライヤーやアイロンなどの多くの電力を必要とするものを除き、ほとんどは海外でも変圧器無しで使えます。
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ぶっちゃけ変圧器は必要ない?
整理すると、
- 100Vにしか対応していない電化製品をどうしても海外で使いたい!
- 電力供給が不安定で、電圧が一定ではない新興国へ行く(稀なケースだと思いますが)
これらのような特殊なケースを除き、ほとんどの場合で変圧器は必要ありません。
なぜなら、今はほとんどの家電が世界各国の電圧に対応できるように設計されているからです。
例えば、iPhoneの充電器↓
肉眼でも見えにくいのでもはや全く見えないと思いますが笑、赤い線の部分に『input:100V-240V』と書かれています。
これは『100V〜240Vの電圧まで対応している』ということなので、日本だろうがヨーロッパだろうがほぼどこでも使える事を意味します。
試しに家にある電化製品の説明書やアダプターを見てみてください。
ほとんどの場合が、同じような表記だと思います。
その場合、電圧の違いは気にする必要が無いので、コンセントの形状の違いだけを気にすればOKです。
海外旅行のコンセント事情はこれ1つでほぼ解決
以上のことから、海外旅行に行く際には下記の変換プラグが1つあればほとんどのケースで困らないかと思います↓
- USB × 4、USB-C × 1、普通のコンセント × 1、計6つの差込口
- 200ヶ国以上のコンセントプラグにこれ1つで対応
- 不具合品は永年有効な全額返金保証アリ
とまぁ、割と最強のスペックで、なおかつ安いです。
いちいち渡航先の国に合わせてプラグを変えたりする必要が無いので、旅行前にポチっておけばコンセント事情には安心できるでしょう。
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どうしてもドライヤーやヘアアイロンを持って行きたい場合
「不安だからドライヤーやヘアアイロンをどうしても海外に持って行きたい!でも持っているものは100Vにしか対応していない…。」という方。
その場合、スペックの高い変圧器を買って保有しているドライヤーなどを持っていくより、海外旅行用のものを買ってしまった方が安いかもしれません。
例えば、
↑海外対応ドライヤーで、安さ重視ならこれとか、
↑パナソニックのナノケアのような良質なものを海外対応版(国内・海外の両方で使用可)で買えば自宅でも海外でも使えます。
変圧器を買う前に一度、持って行きたい電化製品の海外対応版が安く売っていないか確かめてみましょう。
以上になります。
万全の準備で、楽しい海外旅行をお楽しみ下さい^^
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まとめ
・変圧器は特殊なケースを除いて必要ない
・全世界対応の変換プラグがあればほぼOK
・持って行きたいものは海外対応版がないかまず確認