初めて海外に行くとき、シンプルに思った疑問。
『海外でインターネットを使うにはどうしたらいいの?』
僕の初海外はガラケー時代でしたが、スマホが普及した今、海外でのインターネット利用は本当に便利になっています。
最も主流なのはグローバルWiFiやイモトのWiFiなどのレンタルWiFiだと思います。(僕もこの2つには大変お世話になりました)
しかしながら、インターネットの利用形態も多様化してきている現代においては、お得に海外でインターネットを使う方法は人によって様々です。
今回は、海外でインターネットを使うための(選択肢としてアリなもの限定の)方法を紹介します。
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目次
海外でインターネットを使うための主な方法
海外でインターネットを使うための主要な方法をざっとあげます。
- レンタルWi-Fi
- モバイルルーター購入
- 外部SIM
- クラウドSIM
- SIMフリースマホ
- 外部SIM
- eSIM(iPhoneXS以降)
- 海外パケットプラン
- 国際ローミング定額プラン
主にこんな感じです。
フリーWi-Fiもありますがそれはここでは省きます。
では、上記のメリット・デメリットを解説します。
レンタルWi-Fi
最も一般的な方法がレンタルWi-Fiです。
上記のグローバルWiFiやイモトのWiFiなどが有名で、空港で借りることができます。
また、公式サイトから事前に予約をしておけば割引価格で利用可能です。
早割以外にも、期間限定や国限定のキャンペーンをやっていることがあるので、この2社は両方チェックした方がいいでしょう。
下の公式ページで簡単に見積もりが出せます。
レンタルWi-Fiのメリット
- 利用手続きが簡単
- 日本で全て手続きできる
- 難しい設定不要
- 複数人で使用可能
レンタルWi-Fiのデメリット
- 返却が面倒
- 機器の管理が面倒
- 出発日も1日としてカウントされ料金発生
- 価格が若干高め
- パケットを使っても使わなくても料金は同じ
- 通話はできない
レンタルWi-Fiの料金
行く地域と容量にもよりますが、僕の経験では大体1日当たり1,200円前後かかると思って頂ければ大差無いと思います。
2人での旅行の場合なので、もっと大人数の場合は容量を増やす必要があるのでもっと高くなります。
1週間程度の海外旅行だと10,000円〜12,000円ぐらいです。
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モバイルルーター購入
上記レンタルWi-Fiの機器でSIMフリーのものを自分で購入し、SIMカードを買って利用するパターンがこれです。
モバイルルーター購入のメリット
- 借りたり返却したりする手間が省ける
- 滞在日数に応じて自分で容量の調整が可能=使った分だけの費用で済む
- レンタルWi-Fiよりも1回の旅行でかかる費用が抑えられる
- 多国間を周遊する場合でも利用可能
モバイルルーター購入のデメリット
- 初期投資がかかる
- 自分でSIMの調達・設定が必要
- 対応地域を見極めて買う必要がある
- 通話はできない
モバイルルーターの料金
機種にもよりますが、本体代が10,000円〜25,000円の間ぐらいです。
プラスSIMカードの料金です。
SIMカードの料金は行く地域や容量によって変わりますが、なんとなくの値段感は後述します。
モバイルルーターの種類
モバイルルーターは現地で使えるSIMカードを購入し、それを挿して使うのが一般的ですが、今はクラウドSIMといってネットでSIMカードを買ってアクティベートできるようなものもあります。
また、購入したSIMは使える期間が決まっているものがほとんどなので、滞在中に使い切れる分だけ購入するのが理想です。
ちなみに、クラウドSIM対応の最もオススメなモバイルルーターがこちら↓
初期投資が結構かかり、ちょっと重いのがネックですが、
- クラウドSIMなので渡航先に合わせたSIMをネットで買えばOK、難しい設定不要
- 現物のSIMカードを直接挿して利用することも可能
- 世界140ヶ国対応
- バッテリー容量が大きく、外出先でスマホの充電にも使える
といったように、個人的には最強のモバイルルーターだと思います。
最初にどこの国でも使える1.1GB分の容量(約3,000円分)が無料で付いてくるので、海外旅行に2-3回行けば元が取れるんじゃないでしょうか。
価格を抑える場合は、Amazonの口コミが良いのはこんなやつですね↓
こちらは
- 安い
- 軽い
- 世界93ヶ国対応
といった感じです。
現物のSIMカードにのみ対応で、スペックはGlocalmeに比べて劣りますが、その分値段が半額で重さも半分以下です。
SIMカードの値段
SIMの値段は渡航先や容量、期間によって違います。
例えばGlocalmeでアメリカならこんな感じです↓
7日有効な1GBで9ドル(約1,000円)、30日有効な3GBで22.5ドル(約2,500円)です。
レンタルWi-Fiだと1日500MB〜1GBまで使えて1,200円前後/日ですが、ぶっちゃけそんな使わないですよね??
Glocalmeの場合、少なめに買って、足りなかったら簡単にネットで買い足すといった使い方をすると余分な出費が抑えられます。
また、アジアだともっと安く、現物のSIMをAmazonで買えたりします↓
4GB・1,280円(当記事執筆時点)で8日間有効、韓国、台湾、香港、シンガポール、マカオ、マレーシア、フィリピン、インド、カンボジア、ラオス、ミャンマー、オーストラリア、ネパール、日本で使えます。
アジア地域は、レンタルWi-Fiだと1日600MB使えて1,000円/日ぐらいです。
1日で600MB使わなくても翌日に繰り越されたりすることは無いので、自分で使う分だけ買った方がやはりお得です。(アジア地域への旅行の場合はSIMカードが安く買えるので特にお得)
何度も複数人で海外旅行をする予定があるなら、個人的に最もオススメな方法がこの“モバイルルーターを持参する”です。
SIMフリースマホ
これはもうおわかりだと思いますが、SIMフリーのスマホに上記のSIMカードを挿して現地で使う方法です。
ちなみにXS以降のiPhoneはeSIMといって、本体に埋め込まれたSIMがあります。
これはイメージ的には上で紹介したWi-Fiルーター『Glocalme』のクラウドSIMと似ていて、ネット上でSIMを買ってアクティベートできます。
現物のSIMを買う手間と、日本のキャリアのSIMとの抜き差しの手間が省けます。
SIMフリースマホのメリット
- 安い
- ルーターの管理が不要
- 通話やSMSもできる
SIMフリースマホのデメリット
- 友人とパケットを共有できない
- 設定が必要
- 知らない番号から電話がかかってくる
SIMフリースマホ専用SIMカードの料金
渡航先や容量・期間によって料金は異なります。
ただ、相対的に値段はかなり安いです。
複数人で旅行する場合、モバイルルーターが1台あればそれに何台ものスマホやタブレットを接続できるのが便利で安上がりですが、個人旅行などではこの方法が一番安上がりだと思います。
Amazonで売っているSIMカードは、SIMフリーのスマホには対応していてもSIMフリーのWi-Fiルーターには対応していないものも結構あります。
モバイルルーター用にSIMカードの購入を検討している方はご注意ください。
SIMフリースマホ専用のSIMカードの例↓
例えばこれは、アメリカに行く場合、7日間ネットも国内通話も使い放題で2,180円(当記事執筆時点)です。
レンタルWi-Fiや後述する各キャリアのサービスよりも安く、他の国に対応したSIMカードもほぼ同様に安いです。
個人で一番安上がりに済ませるなら、自分のスマホをSIMフリーにして上記のようなSIMカードを買うのがいいでしょう。(通話もできますし)
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海外パケットプラン
これは各携帯キャリアが行なっているサービスですが、個人的には一番あり得ない選択肢です。
だって、一番高いので…。
海外パケットプランのメリット
- 日本国内で使えるパケットとは別枠のパケットが使用される
- SIMカードやルーターの用意や管理が不要
海外パケットプランのデメリット
- 高い
- 友人とパケットを共有できない
- 通話はできない
海外パケットプランの料金
これは執筆時点ではどこのキャリアでも一律で、最大2,980円/日となります。
“最大”という書き方をしましたが、普通に使ったら基本はこの最大料金である2,980円/日がかかります。
強いて使うシチュエーションを挙げるなら、ルーターを持ち歩きたくなく、SIMカードを用意するのも嫌で、日本国内で使えるパケットには手をつけたく無い人とかだと思います。
国際ローミング定額プラン
何も知らずに海外で携帯を使ってしまってパケ死するのがこの国際ローミングですが、今は携帯のキャリアによって定額のサービスがあります。
海外パケットプランとの違い
まずは、上記の海外パケットプランとの違いについて話します。
違いは“日本国内で使えるパケットが消費される”ということです。
ほとんどの人がパケットは定額制で、一月あたりに使える総量が決まっていると思います。
海外パケットプランはそれとは別枠のパケットが使えますが、各キャリアのこのサービスは日本国内で利用可能なパケットが消費されます。
国際ローミング定額プランのメリット
- Wi-Fiルーターの用意・管理が不要
- 手続きが簡単
- SIMカードの購入や設定が不要
国際ローミング定額プランのデメリット
- 友人とパケットを共有できない(テザリング除く)
- 国内で使えるパケットが消費される
- 複数人での旅行ならレンタルWi-Fiより割高
国際ローミング定額プランの料金
当記事執筆時点では、各キャリアのサービスが下記の通りです。
docomoとauが同様のサービスを行なっており、基本は980円/24時間という料金です。
ソフトバンクだけちょっと毛色の違ったサービスを行なっています。
↓auの『世界データ定額』
(引用:au公式HP)
↓docomoの『パケットパック海外オプション』
(引用:docomo公式HP)
docomoの場合は特定の地域で使えるプランだと若干安くなるようです。
↓ソフトバンクは当記事執筆時点では同様のサービスが見当たりませんが、iPhone・iPadユーザーはアメリカでなら申し込み不要・980円/月という便利かつ格安のサービス『アメリカ放題』があります。(当記事執筆時点ではキャンペーンで利用料も無料)
(引用:ソフトバンク公式HP)
各キャリア、こんな感じです。
au、docomoの場合、毎月パケットが余っていて、仲間とパケットをシェアしたりする必要がなければ料金的には悪くないと思います。
ソフトバンクはアメリカ行くなら最強かもしれませんが、それ以外の国に行く場合にちょっと弱いです。
国際ローミング定額プランでは、普段使っているプランにテザリングオプションをつけている方ならテザリングで仲間の端末でもネットに繋げられますが、あまりテザリングオプションつけている方って多くないのとテザリングは接続状況に若干の不安が残るのでどうかなーって感じです。
ルーターを買ったり借りたり、SIMカードを買ったり設定したり、といった手間は省けるので、とりあえずサクッと自分1人だけ使えればOKって場合にはこの方法もアリだと思います。
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海外でインターネットを使う方法の結論
【一番お手軽】
→グローバルWiFiやイモトのWiFiなどのレンタルWi-Fi
【複数人でネットがしたい、タブレットやパソコンなども使いたい】
→レンタルWi-Fi、モバイルルーター購入
【何度も海外に行く予定がある】
→モバイルルーター購入、SIMフリースマホ
【自分がネットできればOK】
→SIMフリースマホ、国際ローミング定額プラン
これがコスパ等を考えるとベストな気がします。
以上です。
まとめ
たまに海外行くぐらいならレンタルWi-Fiや国際ローミング定額プランでOK、頻繁に行くならSIMフリースマホかモバイルルーターを購入する方がコスパ的に良さげ。