スーツのブランドにこだわるようになったら比例して仕事ができるようになった話

入社当初は全くこだわってなくて、というか会社関係のことにはなるべくお金は使いたくなくて、1万円ぐらいのスーツを1年半ぐらい毎日着ていた。

今思い返すと、スーツのブランドのレベルをアップさせるほどに、仕事のレベルもアップしていった気がする(マジ)。

身なりを整えると顔つきやオーラが変わるし、お客さんにもそれが伝わるんだと思う。

そんな“ぬののふく”から“賢者のローブ”ぐらいまでグレードアップさせた勇者僕の物語。

ドラクエやったことないけど。

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スーツのブランドLv.2:洋服の青山のリクルートスーツ

【時期:〜入社半年】

これは就活の時にマッマに買ってもらった。

確か上下で3万円ぐらいだった気がする。

こんなん↓

これしか持ってなかったから夏の飛び込み営業で毎日着てたら半年ぐらいでダメになった。

この時は“複数のスーツを着回す”という概念が無かった。

もちろん靴も。

たぶん色々めっちゃ臭かったと思う。

スーツのブランドLv.1:P.S.FAのセールスーツ

【時期:入社半年〜入社3年目ぐらい】

この時期は入社当初よりスーツのグレードも僕の支店での評価も最低レベルまで落ちている。

P.S.FAの二着で19800円みたいなテロッテロのスーツを着ていた。

こんなん×2↓

夏はクールビズなのでスラックスだけ5000円ぐらいのを適当に買ってやりすごしたから、なんだかんだこのP.S.FAのスーツには1年半ぐらい世話になった。

最後、もう着ないから処分する時は「俺もお前も、テロッテロだったな…。」って少しだけ感慨深かった。

上司の詰めが一番きつい時に苦楽を共にした相棒だった。

ありがとう、テロ丸。

ちなみに2着いたテロ丸のうちの1着は、ディラン・マッケイばりに営業用のチャリに乗ろうとしたら右足の部分が縦の縫い目に沿って「ビリッ!!」っと綺麗に破けてお別れした。

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スーツのブランドLv.5:初オーダーメイド

【時期:入社3年目〜入社5年目ぐらい】

P.S.FAのテロ丸と別れを告げるべく、ここでソコソコのスーツを初めて購入した。

それがここ↓

麻布テーラー azabu tailor
(公式HP→https://www.azabutailor.com

ここは手軽な値段で本格的なスーツが作れるので、すっごいオススメ。

お値段40000円〜オーダーメイド(厳密にはパターンオーダーと呼ばれる)のスーツが作れる。

「そんなに無理したくないけど、ちょっと良いスーツ買いたい!」って人にはピッタリ。

予算を伝え、生地や裏地を選んで大まかなパターンを決定

細かいディティール(ステッチや袖口、ボタンの材質など)を場合によってはオプション料金を払って変えるかどうか相談

といった流れだ。

ステッチ(フルだと別料金2000円)とか本切羽(別料金3000円)とか、見ている人は見ているから個人的にはこのあたりのオプションは付けた方がいい気がする。(知らない人はググろう)

僕は確か5万円強ぐらいのグレーのスーツを作った。

裏地も選べるため、居酒屋などで脱いだ時に「一味違うスーツ」感が満載になるのでオススメだ。

もちろん予算に余裕がある人はフルオーダーもある。

ワンランク上のスーツの入門編としてはもちろん、こだわりのある人のニーズも満たしたスーツが手に入ると思う。

余談だが、スーツが先か仕事が先か忘れたけど、このあたりから急に仕事ができるようになってきた。

身だしなみ大事、ぜったい。

↓これです。テロ丸よりは雰囲気違うでしょ?(テロ丸は処分しちゃったから写真無いけど)

↓裏地は出身大学のスクールカラーだったエンジ色にした。スラックスのポケットがボロボロになってからは飲み会用にした。

スーツのブランドLv.8:イタリアのインポートスーツ

【時期:入社4年目〜退職まで】

麻布テーラーでパターンオーダーを作って、次はフルオーダーだと思うじゃん?

僕はなぜかここで吊るし(既成品)のスーツにいった。

そして、個人的にはこれが大正解だった。

僕のスペック:174cm、63kgのザ・標準体型。

そのため、オーダースーツと吊るしのスーツ、もし同じ金額払うなら、手間がかからない分だけ吊るしの方がいい生地やいいブランドのものが買える計算になる。

そして、おそらく自分の体型に合わせて作るよりも外人の体型に合わせて作られたものを(もちろんサイズをジャストフィットするように仕立てて)着た方がシルエットがかっこいい事にここで気付いた。

そして友人(ちょっとだけスーツ詳しいやつ)と向かった先が、バーニーズニューヨークだ。

最初は買う気はなく下見兼付き添いで行ったのだが、イタリア製のインポートスーツのシルエットやら生地の光沢感やらがめちゃくちゃかっこよくて、気付いたら2着買っていた。

34万円だった。(17万円と14万円+税ぐらい)

Loro Piana(黒)とvitale barberis canonico(ネイビー)の2着だ。

生地感が今までのスーツと全く異なり、着た時のシルエットがめちゃくちゃかっこよかった。

ただ、買い終わってお店を出たあと友人と飲みに行ったのだが、ふと冷静になり飲む前に吐きそうになった。

僕「え!?いやいやいや!これはやりすぎたよな俺?やっぱりキャンセルしてこようかな…。」

友人「だーいじょうぶだってば!これぐらい持っておいた方が絶対にいい。後悔はしないって!」

僕「そうかなぁ…。」

〜15分後〜

僕「え!?え??いやいやいやいや!!!これはやりs(ry」

急な発作のように沸き起こるこのやりとりを飲んでる時にリアルに7回ぐらい繰り返した。

何なら次の日も友人に電話で確認した。

ただ、これは明確に仕事の結果に表れたので結果的に後悔はしていない。

かなり背伸びしてこのスーツを買った後に、何人ものお客さんに「それ、結構いいスーツでしょ?」と言われ、スーツを買った翌月は全支店の営業員3000名近くの中で5、6人だけが選ばれる月間MVPに選ばれた。

スーツを新調しただけ、では無いと思うけど、絶対に無関係では無いと思う。

なんかキラキラしたオーラが出ていたんではないかと本気で思っている。

 

↓14万円のネイビーの方。クリーニング出す前でしわと汚れがちょっとだけあるけど、それでもなんかキラキラしてない?(真顔)

↓裏地。メイドインイタリー(自己満)。

↓このスーツから本切羽。

↓17万円の黒い方。これも本切羽。こっちの方が高級感あるでしょ?ねぇ?(真顔)

↓裏地。ロロピアーナのロゴがかっこいい(にやにや)。

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スーツのブランドLv.7:バーニーズオリジナル

【時期:入社5年目〜退職まで】

麻布テーラーはポケットがボロくなってきていたし、2着を1日おきにヘビロテするのも嫌だなという考えがようやく芽生えたためもう1着買いに行った。

グレードは若干落ちるものの、デザインが気に入ったためインポートではなくバーニーズのオリジナルのモデルを買った。

インポートだと14万〜って感じの値段も、オリジナルだと安くなる。

僕が買ったのは10万円ぐらいのだった。

なんか安く感じたけど冷静に考えるとそんなことない気もする。

ただ、インポートの方が細部まで作り込まれている感があったので、次買うならやっぱインポートの方がいいなーという感想だった。

↓これ。光沢感が違うでしょ?(真顔)

↓裏地。普通。

↓バーニーズのロゴ。普通(2回目)。

これも最後の方はスラックスのポケットが痛んできた。

インポートの2つは退職するまで痛まなかったので、やはりグレードの差がちょっとだけあるのかも。

スーツのブランドLv.10:エルメネジルド・ゼニア

【時期:入社5年目〜退職まで】

買ったスーツは今の所このエルメネジルド・ゼニアが最後だ。

マニアってほどスーツに詳しいわけでは無いし、小見出しの“Lv”とか書いているのも適当だけど、一介のサラリーマンならこのLv.10あたりまでで十分だと思う。

言わずと知れた名ブランドで、普通に買うと安くてもスーツ1着20万円ぐらいだろう。

イタリアに旅行に行った際、『THE MALL』というアウトレットで定価33万円(確か)ぐらいのものが20万円で売っていたのだ。

なんかここまでくるともう訳がわからなかったけど、とりあえず安くね?これは買うべきじゃね?ゼニアはイタリアのブランドだし、むしろこれ日本で買ったら定価50万円ぐらいなんじゃね?やばくね?

って感じでネイビーのスーツを買った。

一番のお気に入りになったが、なんかもったいなくてあんまり着れないまま会社員を辞めてしまった。

 

↓これ。纏うオーラが違うでしょ?ねぇ?そういってもらわないと吐いちゃうよ?

↓裏地。ぶっちゃけ普通…。

裾上げは帰国してから日本のゼニアでやってもらったんだけど、日本には無いモデルのスーツだそうだ。

まぁアウトレットで買ったし、ゼニアの中ではそんなグレードが高い方では無いんだと思う。

あ、なんか吐きそう。

ちょっとスーツ買いすぎじゃね?ってこの頃から思った。

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余談:ワイシャツのオーダーメイド

これもいくつか試したけど、新宿伊勢丹のオーダーメイドが手頃な価格で品質も良く満足だった。(確か1着2万ぐらい)

生地によって当たり外れが若干あるものの、THOMAS MASONの生地のワイシャツがほんとに3年ぐらいたっても全然着れて最高にコスパが良かった。(たぶんクリーニングになるべく出さずに自分でアイロンをかけてたのもあると思う)

これに関してはこの方の記事がすごいまとまっててオススメ↓

>>仕立ても選べるフルオーダーまで!新宿伊勢丹でのオーダーシャツ攻略

余談②スーツブラシ

バーニーズで2着のスーツを買ったあたりで、スーツ用のブラシも買った。

これもこだわり始めたらきりがなくて、1本10万超えのものまであったけど、それはさすがにガチで吐きそうになるからこれにした↓

まず、紐がダサいと思った?

だって純正の紐切れちゃってタコ紐つけてるからね。

これはG.B.KENTってブランドで、英国王室御用達らしい。

豚の毛を使ってて、豚の毛って表面が魚の鱗みたいな形になってるからブラッシングにピッタリらしい。

これはカシミアにもウールにも使えて値段もそんな高くないのでお気に入り。

  

余談③スラックス用ハンガー

余談が長くなったがこれで最後だ。

スラックス用のハンガーを買うと折り目が長持ちして調子いい。

くっそ安いからまとめ買いがオススメ。

 

僕は裾を挟むこのタイプ↑が好きだったけど、二つ折りにして引っ掛けるのでも全然いいと思う。

 

おわりに

ここまで読んでくれてありがとう!

スーツ1つで本当に気持ちも変わるしワンチャン仕事の成果も変わるから、意外とこだわると良い事あるかもよ!

騙されたと思ってせめて1着は良いスーツを買おう。

まとめ

吐きそうになるぐらい高いスーツ買っちゃってもなんだかんだ元は取れる。

ABOUTこの記事をかいた人

こんにちわ、シロです。 新卒で証券会社に入社→入社3年は全く数字ができず地獄の日々→「思考は現実化する」という本と出会い「俺はできる!」と思い続けていたら特進で出世し、年収1,200万円到達→休日しか楽しみが無く、死んだ魚の目をして一生を終えそうだったので退職→ブログと個人投資家(←今ここ) 会社員時代に、病気になったり突然倒れ帰らぬ人となった周りの人たちを見て「健康が一番大事やん…!」と悟りました。 自然が大好きです。 山登り、キャンプ、スノーボード、ダイビング、旅行が好きです。 主に雑記ですが、皆様が心身ともに健康でいられるような記事を書いていけたらと思っています。