ウザいパワハラ上司 ー それはサラリーマンの宿命とも言える、誰しもが必ずぶち当たる大きな壁だと思う。
(いや、昨日と言ってること真逆じゃん…)
(細かいことをネチネチうるせぇなぁ…)
(もうその自慢話聞くの何回目だよ…)
ウザいパワハラ上司への不満は尽きない。
大人として、社会人としては、我慢して無難にやり過ごした方が当然いい。
『もう我慢の限界なんだよクソがぁ!!てめーいい加減に○%※&✖︎$△※%$????』
って方は落ち着いたらこの記事を読んで欲しい。
スポンサードサーチ
目次
僕が出会ったウザいパワハラ上司
僕は8年間、証券会社の営業部門に勤めていた。
その中でも群を抜いてウザかったパワハラ上司が2人だけいた。
まずはその2人を紹介したい。
1人目:A
- 40代課長
- 顔は若干イケメン
- 得意技:朝令暮改
- 必殺技:手書きの反省文
Aは僕が3年目の若手営業員時代の上司だ。
そして、今までもこれからも、もう二度とこのレベルのウザいパワハラ上司には出会えないだろうと確信している。
しょーもないことを大げさに取り上げ、すぐに手書きの反省文を書かせてくる。
僕の中で文句無し・ダントツ・圧倒的な記録を樹立した上司だ。
【Aのパワハラ事例】
〜大きめの目標をやらされていたある日〜
A「おい、目標8000万円に対してまだ1000万円って何やってんだよ!?」
僕「申し訳ございません!」
A「現時点で見込みがある客の名前と金額を紙に書いて提出しろ。」
僕「わかりました。」
〜10分後〜
僕「こちらです。aさんで200万円、bさんで100万円、cさんで100万円、dさんは難しい方ですが契約できれば500万円、以上です。」
A「なんだこの細かい数字?つーかこれ全部できても目標届いてねーけど?」
僕「えっ?“現時点での”見込みと言われましたが。」
A「んなこと言ってねーよ!!なんだ、また得意の責任逃れかお前?自分のミスを棚に上げて人のせいにすんのかおい?支店長すいませーん、こいつ、目標達成するつもり全然無いみたいでーす!!」
僕「」
2人目:B
- 40代課長
- 顔は議員の石破茂さん
- 得意技:ネチネチ詰め
- 必殺技:飲みに行きたい日の夕方の優しさ
Bは僕が課の次席(課長の次の地位)の時に出会った。
鬱になるぐらいネチネチネチネチネチネチネチネチと詰めてくる人だった。
そのくせ、自分が飲みに行きたい日の夕方は急に優しくなる、とても面倒な上司だった。
【Bのパワハラ事例】
支店長「みんな!うちの支店、今月の顧客面談率が異常に低い!数字ができるできないに関わらずお客さんに面談で提案してきてくれ!」
僕「(マジか!)B課長、お客さんのアポとったんで外交行ってきます!」
B「何かできんのか?」
僕「正直五分五分です。(実際は10%ぐらい)」
B「逃げんのか?」
僕「えっ」
B「逃げんのかって?数字はどうすんだ?どうやって給料もらうんだ?」
僕「いや、でも支店長が外交行けって…」
B「ちっ。数字もやらずに外交行って、できませんでしたで帰ってきたら承知しねぇからな。」
〜2時間後〜
僕「できませんでした…。」
B「だから言っただろうが!!ネチネチネチネチネチネチネチネチネチネチネチネチネチネチネチネチネチネチネチネチネチネチネチネチ」
僕「」
ウザいパワハラ上司Aにキレた
一度、我慢できずにAにキレてしまった。
キレたと言っても、暴れたり罵詈雑言を浴びせたり、ガキみたいなキレ方はしていない。(たぶん)
キレるまでの流れはこうだ。
【Aへの反撃事例】
A「おい、目標までの見込み出せ。」
僕「これです。(顧客名5人ほど)」
A「おう。席戻ってさっさとやれよ。」
〜5分後〜
A「おい!ちょっと来い!」
僕「はい。」
A「この見込みのa客さぁ、コンタクト履歴見たら3日前に断られてんじゃねぇか?」
僕「この人が取引してくれる時はどちらにせよ一度断られて、何度か提案しているうちにやってくれるんです。」
A「じゃあ最後に取引したのいつだ?いくらの取引だ?」
僕「いや、そこまでは覚えていませんが…」
A「そもそもなんでこんな見込みが一番最初にくるんだ?その感覚って何なの?全く理解できないから教えてくんない、その感覚?」
僕「いや。はい。すみません。」
A「もういいわ。席戻れ。」
〜5分後〜
A「おい!ちょっと来い!」
僕「はい。」
A「この見込みのb客さぁ(以下同文)」
〜上記やりとりをe客まで行った後〜
A「おい!ちょっと来い!」
僕「はい。(何回呼ばれんだよ…)」
A「できたのか?」
僕「(は?)いえ、まだ(今までの時間の9割以上はあなたに割かれていたので)できてません。」
A「始業時間から何分過ぎんてんだ?」
僕「…1時間半ですね…。(まともに仕事できたのは10分以下だけど)」
A「1時間半何もしてないってどういうことだ!!!!」
僕「…。」
A「いいから席に戻ってさっさとやれ!!」
僕「はい。」
…バンッ!!
ここで僕は、自席に戻りノートを思いっきり机に叩きつけた。
そして半開きだった机の引き出しを足でドカン!!と思いっきり閉めた。
周りの営業員が騒然とするなか、Aが自席に座りながら話しかけてきた。
A「おい、お前。」
僕「ちっ…なんですか?」
A「お前、眉間のシワやばいぞ?ちょっとトイレ行って鏡見てこいよ?」
僕「いや、大丈夫なんで。」
A「いや、一度トイレ行ってかがm」
僕「あーもう大丈夫なんで。」
A「…。」
うっせぇんだよてめぇ、黙って聞いてりゃいい気になってんじゃねぇぞこら調子に乗ってるとぶっ飛ばすぞ?っていう気持ちの全てを目に込めてみた。
この騒動以来、Aからのパワハラは極端に減った。
スポンサードサーチ
ウザいパワハラ上司Bにキレた
Bには何度かキレている。
Bと出会った時は僕も中堅ぐらいの地位だったので、割と強気に言い返した。
【Bへの反撃事例①】
B「この後はお前何すんの?」
僕「アポあるんで30分後に外出します。」
B「新ファンド(新しく出る投資信託)の予約数字0のまま行くの?ネチネチ」
僕「すみません、アポイントを取っているので、帰ったら新ファンドやります。」
B「いや、予約できてから外交行くべきじゃないの?逃げるのか?逃亡外交か?ネチネチネチネチ」
僕「そういうつもりではありません」
B「じゃあ旗を振れ。(←できていない数字を『できた』と上に報告し、あとからこっそり埋める行為)」
僕「はぁ…。」
B「今すぐ支店のホワイトボードにお前の名前で300万円って書いてこい。」
僕「いや、それは…。」
B「早くしろ!」
僕「わかりました。」
〜ホワイトボードにできていない架空の数字を記入後〜
僕「では、外交の準備をして行ってきます。」
B「つーかなんか数字できんのそのアポ?」
僕「今日のアポは大口顧客への定期訪問なので、当日の数字にはならないと思います。」
B「行く意味ある?」
僕「えっ」
B「それ今のタイミングで行く必要あんのか?ネチネチ」
僕「毎月このタイミングで訪問しているので…。」
B「なんで今日なんだよ?ネチネチネチネチ」
僕「(もうめんどくせぇ!!)わかりました、先方に言ってアポずらして新ファンドやりますわもう!!」
ホワイトボードへ走り寄り、旗を振った数字を消す。
B「!?おい、何やってんだお前?なんで消してんだ!!」
僕「はぁ!?外交に行くのと交換条件で旗を振らされたんだから(←これもよく考えるとおかしいけど)外交キャンセルさせられたら消すに決まってるじゃないですか!!」
B「お前さ、おかしくねぇか?おい。新ファンド予約できていないお前がそもそも悪いんじゃないのか?おかしいと思わないのか?」
僕「全く、1mmも思いません。」
B「な、なんだその目?俺がおかしいこと言ってるっていうのか?」
僕「はい。」
B「はぁ?どこがおかしいんだ、言ってみろ!」
僕「全部ですよ!!旗振らされるのも意味わからないし、外交シブられるのも意味わからないし、挙句の果てに外交を阻害された上に外交の為に振らされた旗だけ残せって意味わからないですから!!!!」
B「な、なんだとぉ…。」
僕「…。(無言で席に戻る)」
【Bへの反撃事例②】
B「目標数字、できんのか!?」
僕「やります!(←『できます!』だとできなかった時に嘘つき呼ばわりされるので)」
B「できんだな!?」
僕「やります!」
B「本当だな?」
僕「はい。」
B「本当にできんだな?」
僕「はい、頑張ります。」
B「本当の本当にでk」
僕「だからもうやるっつってんじゃないですか!!」
B「な、なんだその口の聞き方は!!」
僕「しつこいんですよ!!やるって言ってますよね??もうやりますから、ちょっと黙っててください!!」
B「…。」
この上司も、2-3回このようなやりとりをしたらあまり僕に絡んでこなくなった。
【結論】ウザいパワハラ上司への対応
僕は実体験として、めちゃくちゃな理論でキレてくるパワハラ上司ほど、弱い者いじめしかできないんだと感じた。
そのため、時にこちらも強気に出たり、あくまで理論的に語気を荒げて言い返したら、意外と大人しくなる。
逆に、筋が通っていて明らかにあなたが悪いのに対して怒ってくるのは『パワハラ』ではなく『指導』なので、そういう上司にキレ返すと損をするのは自分だ。
僕の例では、上司A・B両方とも周りの人間から『この人はおかしい』と思われている人間で、かつ筋も通っておらず理論もクソもなく詰めてくるので、キレ返すことでいい方向に進んだ。
たぶんキレ返してなかったらエスカレートして病んでしまっていたと思う。
誰しもが認めるちょっと頭のおかしいパワハラ上司には、理路整然とキレ返すのも1つの方法だと思う。
スポンサードサーチ
余談:上司のその後
ここからは余談だ。
上司Aは、目に余るパワハラにより部下に(社内的に)刺され、営業を外され自主退職した。
上司Bは、飛ばされて出世の道が完全に閉ざされた窓際族となった。
まぁ、僕も誰かれかまわずムカつく上司に言い返していたわけではなく、社内的にも問題視されているパワハラ上司だからこそ言い返したわけである。
ちなみに、AとBとは、キレ返した後でも普通に仲良くしていた。
少年誌によくある、敵対するヤンキー同士が殴り合った後に芽生える友情的な、そんな話が現実のサラリーマンの世界でも本当にあったのだ。
特にそう望んではいなかったし、嬉しくもなかったけど。
おわりに
以上です!
何が正解かはわかりませんが、ウザい上司、パワハラ上司に悩んでいる方は、こんな切り返しもあるんだって程度に参考にしてもらえれば幸いです。
怒られて辛い人は、僕がどれだけ詰められてきたかも暇だったら見てください↓
スポンサードサーチ
まとめ
筋が通っていない明らかにパワハラな上司にはキレ返すのも一つの手段。