証券営業を8年やり、一時期は人事部で新入社員研修の講師もやっていたSHiroです。
突然ですが、質問です。
会社勤めの方で下記のような経験がある方はどれほどいらっしゃるでしょう?
- すぐに怒られる
- やってしまったこと以上に怒られる
- 怒られている最中の受け答えで更に怒らせてしまう
- 自分にだけ上司からの当たりが強い
- あまり先輩や上司に良く思われていない気がする
どうですか皆さん?
僕は全てに当てはまっていました。(真顔)
自分自身が新入社員や後輩を指導する立場になって見えてきたこと。
それは、上から好かれる部下や後輩、もしくはミスして怒られてもサラっと終わる部下や後輩には“上手に怒られるスキル”があるということです。
『会社の上司や先輩とうまくやっていきたい!』
という方、まずは“怒られ方”から見直してみるといいかもしれません。
誰より怒られてきたと自負する僕が、“一流の怒られ力”をあなたに授けます。
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目次
上手に怒られるためのスキル5選
何人もの部下、後輩、新入社員を見てきて気付いた“上手に怒られるためのスキル”は次の5点です。
- 受け答えの冒頭の言葉に注意する
- 嘘だけは絶対につかない
- まずは受け入れ、否定をしない
- 原因をなるべく自分に求める
- 怒られたことを根に持たない
この5点を全て実行できている人は、あまり怒られなくなる or 怒られてもすぐに終わるようになり、結果的に仕事や人間関係がうまくいっていました。
とはいえ、この5点を全て実行できている人なんてほとんどいません。
意識しさえすれば1つ1つはとても簡単なので、よく怒られてしまっていたり、長々と説教されることが多い方はぜひ実践してみてください。
それぞれ詳しく解説します。
上手に怒られるスキル①受け答えの冒頭の言葉に注意する
怒られたとき、人は防衛本能から無意識的に否定の言葉で返しやすいです。
僕の経験上でも、部下を叱ったときには8割がた「いや、〜」「これは違うんです、〜」という言葉が冒頭に返ってきました。
これ、上の立場で部下や後輩に連発されるとめちゃめちゃウザいです。笑
かくいう自分も、若手の頃は怒られるとき必ず「いや!〜」という返答をしてしまい、「“いや”じゃねーんだよ!」と余計に怒られていました。
一種の癖のようなものなので意識しないとなおりませんし、意識してもふとした瞬間につい出てしまいます。
上司『おい、これまだやってないのか!?』
あなた『いや!それはですね、かくかくしかじかで、もにょもにょ…』
上司『これ、明日までにできる?』
あなた『いや、明日までですか?どうだろうなぁ、もにょもにょ…』
この“いや”という言葉に代表されるような、ネガティブな言葉や否定の言葉から返答する癖がある場合、即刻なおしましょう。
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上手に怒られるスキル②嘘だけは絶対につかない
ほとんどの人がわかっていない事実なんですが、部下の嘘や言い訳って、めっちゃ簡単に見抜けます。
『嘘をつくのは悪いことだから嘘はついちゃダメですよ!』
って言いたいわけでは全くありません。
『嘘ついても90%バレるため、火に油を注ぐだけで全く自分のためにならないから、嘘はつかない方がいいですよ。』
と言いたいのです。
「自分は嘘が上手い方で、いつも嘘ついて上手く言い逃れできている」
って思っている方がもしいたら注意して欲しいんですけど、その嘘もバレてますよ?
体感ですが、部下に嘘をつかれた上司の大半は『嘘だと思うが業務に重大な弊害を及ぼすほどでも無いし面倒だから流すか』と思って流しているだけです。
しかし心の中ではあなたに“こいつはよく嘘をつくやつ”というレッテルを貼っています。
そんな中であなたが大きなミスでもしようものなら、今まで目をつぶってきた細かい嘘の分も併せて爆発的な怒られ方をします。笑
逆に、怒られた時に言い訳をせず毎回正直にしていると“仕事のデキはまだまだだが嘘はつかないから信用はできる”と思ってもらえますし、そっちの方があなたにとってはるかにプラスです。
嘘はリスクに対してリターンが全く割に合わないので、今すぐやめましょう。
上手に怒られるスキル③まずは受け入れ、否定をしない
怒られた時に「いや、でも僕はこう思うんですけど…」といった返しをしてくる人は、余計に怒られるか、ゆくゆく見捨てられるかのどちらかです。
怒られた時にはまずは受け入れ、否定はしないようにしましょう。
そもそも自分の考えで取り組んでみて、結果怒られることになっているわけですから。
ちなみに、明らかに上司や先輩の方が間違っていても、一回受け入れた方がスムーズにいきます。
「確かにそういった考えもありますね。」
とでも言っておき、一度受け入れた方がグダグダと怒られなくて済む場合がほとんどです。
どちらにせよ、一度受け入れた方があなたにとってはメリットが多いかと思いますので、実行してみてください。
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上手に怒られるスキル④原因をなるべく自分に求める
本当に原因が自分にあるのに、他人に責任をなすりつけるのはもちろん論外です。
ここで言いたいのは「自分のせいじゃないんだけどなぁ…」というシチュエーションで怒られた時でも、なるべく自分に原因を求めた方が上からの評価は上がりますよって話です。
【例】電車が遅延して遅刻した場合の返答
× ダメな例
「電車が遅延しました。遅延しなければ間に合いました。(謝罪なし)」
○ いい例
「多少電車が遅延しても間に合うように家を出なかった私の落ち度です、すみません!」
【例】自分の部下のミスで自分が怒られた場合の返答
× ダメな例
「そもそもあいつのミスで、自分にはどうすることもできませんでした。」
○ いい例
「彼のキャパシティを超えて仕事を振ってしまった私の落ち度です。忙しい中でも時間を作り、私も手伝うべきでした。すみませんでした。」
どんな事態でも、自分に1%ぐらいは落ち度があるじゃないですか?
そこを前面に押し出し、変な言い訳をしないようにするとあなたの評価も上がります。
こういうケースでは、建前的にあなたを怒っているものの“本当はあなたが悪いわけでは無い”って上の人もわかっている場合が多いですよ。
そのような場合でも『自分にも落ち度があった』と言えたら、上からも高評価ですし下からも信頼されることでしょう。
上手に怒られるスキル⑤怒られたことを根に持たない
怒れている最中の話をしてきましたが、“怒られた後”も大切です。
怒られた後は、根に持って変にギクシャクしないようにしましょう。
ギクシャクしたままだと、余計なことでまた怒られたりして、負のスパイラルに陥ります。
怒られることなんか普通ですし、当たり前に起こる日常茶飯事だと思っていれば変に後を引いたりしないと思います。
翌日には、少なくともあなたからは怒られた上司に対していつも通り接するようにしましょう。
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おわりに
以上になります。
怒られ方が上手くなると、割と人間関係も上手くいくようになるので、サラリーマンの方は覚えておいて損はないと思います。
もうホントにどうしてもウザい上司がいる場合、こちらの記事をご参考にどうぞ↓
仕事で落ち込んだら、僕がどれだけ怒られたり失敗してきたのかを見て励みにしてください↓
まとめ
上手に怒られるスキルがあるとサラリーマンがちょっとだけ楽になる。