こんな方向けに書きます。
完全に避けるのは難しいですが、家で自炊する時など、ポイントを押さえて避けることで不要な健康リスクを排除できます。
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目次
できれば避けたい食品添加物
できれば避けたい食品添加物の話ですが、結論は『全て』です。笑
まず、なぜこのような暴論になるかというと、専門家でもハッキリしたことがわかっていないからです。
- 添加物による影響は動物実験のみで人で実験はされていない(というかできない)ため
- 添加物は1,000種類以上あり、単体では無害でも他の添加物と掛け合わせる事で有害な物質に変化する可能性もあり、そこまでの調査は現時点で不可能なため
こういった理由から「これはOK」「これはNG」と明確な線引きはできません。
ただ『添加物全てとるべきでは無い』と言うと世の中のほとんどのものが食べられなくなるので、
- これだけは極力避けるべき添加物
- 添加物が特に多く、極力避けたい一般食品
これらをお伝えしようと思います。
- 原材料表示は、①食品原料を多い順に記載②次に添加物を多い順に記載、という表示になっている
- 保存料(ソルビン酸)、保存料(安息香酸)のように、同じ“保存料”という添加物でも構成物質によって様々な種類があり、かっこ内の表記が異なる(他の添加物も同様)
これだけは避けるべき添加物一覧
発色剤(亜硝酸ナトリウム)
亜硝酸ナトリウムは、ハムやソーセージ、明太子、たらこなどの加工肉の食品に多く含まれます。
ボツリヌス中毒の防止や、食品をピンクの美味しそうな色に保つために使われます。
0.18g〜2.5gが致死量とされ、猛毒である青酸カリの致死量0.15gに匹敵するほどの毒性を持っています。
亜硝酸ナトリウムは添加物の王様と言っても過言ではなく、あらゆる書籍で批判されています。
当然ですが、使用できる量には厳格に基準が定められており、1日の許容摂取量を超えなければ一応問題は無いとされています。(ちなみにソーセージだと1袋食べても許容摂取量は超えない)
しかし、食肉や魚肉に多く含まれるアミンという物質に反応して、発がん性のあるニトロソアミン類に変化するとWHOからの公式発表でも指摘されており、絶対に避けた方がいい添加物と言えるでしょう。
食用精製加工油脂
=トランス脂肪酸という認識でほぼOKです。
マーガリンや味付けポップコーンに多く含まれるもので、法令上はなぜか添加物では無いとされています。
知っている方も多いと思いますが、マーガリンは避けた方がいい食品として有名です。
海外ではトランス脂肪酸は厳しく制限されており、アメリカでは2018年からトランス脂肪酸を多く含む油脂の食品使用が禁止されましたが、日本では放置状態です。
トランス脂肪酸は心筋梗塞や狭心症などの突然死の原因となるものや、アトピーなどのアレルギー症状、糖尿病、不妊症など、とにかく体には害悪でしか無いので絶対に避けましょう。
保存料
これはあらゆる食品に使われていますので、都度チェックして下さい。
特に構成物質が下記からなるものに注意しましょう。
【ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、ソルビン酸カルシウム】
発がん性が指摘される物質で、ソルビン酸を注射すると注射した部分がガン化するという報告もあるほど。絶対に避けるべき添加物。
【安息香酸、安息香酸ナトリウム】
発がん性が指摘されており、子供が摂取すると多動性障害を起こすとも言われている。
【デヒドロ酢酸ナトリウム】
毒性が極めて強く、海外でもほとんど使用禁止の添加物。全体に避けるべきもの。
【ヒノキチオール】
マウスの実験では、奇形児が生まれたり胎児の死亡が報告されている。
乳化剤
乳化剤はチーズやマヨネーズ、ドレッシングなどに使われ、水と油などを混じりやすくするために使用されます。
この乳化剤は、構成物質を書かずに一括表示でいいとされているため、表記は全て「乳化剤」となります。
そのため、乳化剤が使用されている食品=何が含まれているかわからない食品、ということになります。
構成物質の中には、多量に摂取すると血液中のカルシウムが不足し、骨を弱くするものや、発がん性が指摘されるものが含まれます。
また、動物実験では腎臓の石灰化を起こすという事例も確認されています。
着色料(全て)
かまぼこや福神漬け、清涼飲料水やお菓子など多岐にわたり使用されています。
着色料は「赤色○○号」「黄色○○号」「カラメル」といったように構成物質が非常にたくさん存在し、中には「赤色2号」のように、アメリカでは使用禁止になっているのに日本では普通に使われているものもあります。
マウスの実験では、がんやじんま疹、甲状腺の腫瘍などの原因になることがわかっています。
また、種類によっては急性のアレルギーや呼吸困難などの重篤な症状を起こす可能性も指摘されています。
正確に言うと、着色料(β−カロテン)や着色料(ビタミンB2)などのように、そこまで大きな健康被害はないとされている着色料も何種類かありますが、健康被害につながるものの方が圧倒的に多いため、
『着色料は全て避ける』
と覚えることをオススメします。
イーストフード
市販のパンのほとんどに使われており、機械でもふっくらしたパンを作るために使用されます。
イーストフードの構成物質の1つである塩化アンモニウムは、ウサギに2g投与したら10分後に死亡したという報告もあるほど強い毒性を持っています。
また、乳化剤のとこで触れたリン酸塩も多く含まれ、やはり骨が溶け出して骨粗しょう症などの原因となります。
甘味料
砂糖を使っていないのに甘い食品には甘味料が含まれています。
甘味料が以下の構成物質からなっている場合には避けましょう。
【アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物】
頭痛・めまい・不眠などを起こしたとアメリカで苦情が寄せられた事があるそうです。
また、脳腫瘍や白血病、リンパ腫などの原因になり得ると指摘されています。
【スクラロース】
猛毒のダイオキシンや使用禁止になった農薬と同じ有機塩素化合物の1種で、動物実験ではリンパ組織の萎縮や死亡例も報告されています。
【サッカリン、サッカリンナトリウム、サッカリンカルシウム】
発がん性が指摘されています。
甘味料(アスパルテーム)、甘味料(スクラロース)といったように、“甘味料”のあとのかっこ内に構成物質の表記が必ずありますのでそれを見て判断して下さい。(他の添加物も同様)
防カビ剤(全て)
防カビ剤は主に輸入される果物に使われる事が多いです。
害は挙げるとキリが無いほど多く、肝臓癌や甲状腺腫瘍、生殖異常、内臓変異、骨格異常、肝臓・腎臓・血液の異常など、多岐に渡ります。
一部は農薬にも使われるような物質で極めて毒性が強いので、避けるようにして下さい。
酸化防止剤
これも色々なものに使われているので都度チェックして下さい。
長期に渡って摂取することによる発がん性が指摘されています。
特に構成物質が下記からなるものに注意しましょう。
【ジブチルヒドキシトルエン(=BHT)】
海外では使用禁止の国もあり、奇形児が生まれる可能性が指摘されている。
【ブチルヒドロキシアニソール(=BHA)】
名古屋大学の実験により、ラットで胃がんの発生、ハムスターでもがんが発生することが明らかになっている。
【カテキン】
カテキンは健康にいいと言われていますが、酸化防止剤に使われるカテキンの原料はお茶の葉だけではなく別物になります。
動物実験で染色体に異常を起こすという結果が出ています。
L-グルタミン酸Na
「味の素」の主成分で、一般に“うまみ成分”と呼ばれ、カップ麺などのインスタント食品に多く含まれます。
これは原材料表示では『調味料(アミノ酸等)』と表記されており、おそらく最もよく目にする添加物の1つです。
L-グルタミン酸Naは一定量以上を大量に摂取すると顔や上半身が熱くなったように感じ、ひどいと痺れや動悸、めまいを起こすこともあります。
カップラーメンが美味しいと感じる原因がこのL-グルタミン酸Naですが、毎日食べているとL-グルタミン酸Naなどが入った濃い味しか美味しく感じなくなってしまい味覚がおかしくなるので注意しましょう。
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これだけは避けるべき添加物(まとめ)
長々とすみませんでした。
これでも絞った方なのですが…笑
見やすいように上記の添加物を食品表示でまとめます。
買おうとする食品にこれらの表記があった場合は再考してみて下さい。
【極力避けるべき添加物まとめ】
- 発色剤(亜硝酸ナトリウム)
- 食用精製加工油脂
- 保存料(ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、ソルビン酸ナトリウム)
- 保存料(安息香酸、安息香酸ナトリウム)
- 保存料(デヒドロ酢酸ナトリウム、ヒノキチオール)
- 乳化剤
- 着色料(全て)
- イーストフード
- 甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)
- 甘味料(スクラロース)
- 甘味料(サッカリン、サッカリンナトリウム、サッカリンカルシウム)
- 防カビ剤(全て)
- 酸化防止剤(ジブチルヒドキシトルエン、BHT)
- 酸化防止剤(ブチルヒドロキシアニソール、BHA)
- 酸化防止剤(カテキン)
- 調味料(アミノ酸、アミノ酸等)
極力避けるべき食品の例
【マーガリン】
…アメリカでは禁止されるほどの毒性
【ハム、ソーセージなどの加工肉】
…発色剤や保存料、酸化防止剤が使われている事が多い
【かまぼこ、ちくわなどの練り物】
…上記加工肉と同じ
【色鮮やかなお菓子や清涼飲料水】
…着色料や保存料、甘味料が使われている事が多い
【インスタント食品】
…着色料や酸化防止剤、乳化剤、調味料などが使われている事が多い
一例ですが、これらの食品は極力避けた方が健康にいいです。
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おわりに
ここまでお読みいただきありがとうございました!
誤解が無いよう補足すると、添加物を全否定しているわけではありません。
食品の保存期間が延びることでの恩恵ももちろん感じていますし、今の僕たちの生活で添加物を完全に排除することはそもそも出来ないとも思っています。
ただ、上記の添加物を念頭に置きながら“毎日、不必要に”添加物をとることを控えるだけで将来の健康リスクを大幅に低減させることが出来ると思います。
たとえばチーズ1つ買う際にも、並んでいる商品の原材料をいくつか確認し、乳化剤が使われていないものを選ぶ、といった行動の積み重ねが医者いらずの体を作るために大切なのではないでしょうか。
【健康に関するオススメ記事はこちら↓】
参考文献
【食品の裏側:安部 司】
【食品添加物用語の基礎知識:小藪 浩二郎】
【殺人食品添加物 対策マニュアル:河野 巧】
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まとめ
・添加物はなるべくとらない
・最低限、上に挙げた添加物は避ける