種と栽培方法から見る野菜の種類【オーガニック=体に良いでは無かった?】

漠然と「オーガニック野菜を買っているからうちは健康的」と思っていませんか?

実はオーガニック=健康的という式は必ずしも成り立つわけではありません。

そのあたりを簡単に説明していきます。

たぶん5分ぐらいで読めると思います。

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野菜の種類①種の違い

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まず、野菜は種の時点で大きく2つに分かれます。

具体的には下記の通りです。

固定種

味や形などの形質が固定され、品種として独立している種のこと。

栽培した野菜から自家採種でとる。

何世代にも渡り自家採種していくことで「京野菜」や「加賀野菜」といったように、その土地の風土に合った独自の風味の野菜に育つ。
自然本来の姿である種のこと。

農家が自家採種したが交雑して雑種化した種を「在来種」と呼ぶが、固定種と在来種は似たような意味で使われることが多い。

F1種

ハイブリッド種とも呼ばれる。

違う品種同士を人工的に掛け合わせてできた種。

その種で栽培された1代目の野菜は、見た目が均一に揃う、生育が早まる、収穫量が増大する、といった特徴がある。

しかし、本来交わることのない異種同士を人工的に掛け合わせているため、1代目の野菜しかきちんと育たず、2代目からは姿形がメチャクチャな異品種ばかりになってしまう。

そのため自家採種ができないので、農家は毎年種苗メーカーからこの種を買い付ける必要がある。

現在流通している野菜はほとんどがF1種

一斉に芽が出て、生育も早く、同じような形状で出荷しやすいという理由から僕たちが口にする野菜はF1種であることが多いようです。

しかし、ここで詳しい説明は省きますが、F1種は「雄性不稔」という雄しべが機能しない個体から作られる事が多いそうです。

この雄性不稔はミトコンドリア異常の個体が発現する現象であり、そのような個体から作られる野菜を食べる事が現代人の精子の減少を招いているのでは無いか、という見方もあります。(エビデンスの確かな研究結果があるわけではなさそうなので推論に過ぎない段階です)

野菜の種類②栽培方法の違い

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栽培方法は大きく分けて3つになります。(厳密には無農薬栽培や減農薬栽培などもありますがここでは省略)

①一般栽培・慣行栽培
…肥料も農薬も使う栽培方法。

②有機(オーガニック)栽培
…一般的に化学肥料や農薬を使わず有機肥料のみ使用される栽培方法と認識されている。しかし、実際には一部の農薬の使用は許可されているため“オーガニック=完全無農薬”では無い。

③自然栽培
…肥料も農薬も一切使わない栽培方法。木村秋則さんの『奇跡のりんご』で一躍有名に。

 

おおまかに、かつ簡単に栽培方法を説明するとこのような違いがあります。

ここでは、

  1. 有機(オーガニック)栽培=完全無農薬では無い
  2. 有機肥料=体にいい、というわけでは無い

という点を押さえて下さい。

下記で詳しく解説します。

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肥料・農薬を与えた野菜は枯れずに溶ける?

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『自然の野菜は腐らない』の著者でありナチュラルハーモニー代表の河名秀郎氏は、著書内で“自然栽培”“有機栽培”“慣行栽培”でそれぞれ作られたきゅうりの腐敗実験をしています。

その結果、有機栽培と慣行栽培で作られたきゅうりは数日後に溶けて異臭を放ち、自然栽培のきゅうりだけが形をとどめているという結果になりました。

(図は『自然の野菜は腐らない』より引用)

有機栽培のものでも、慣行栽培のものと同じように腐敗しているのがわかります。

また、僕も自分の家で「自然栽培の大根」と「適当にスーパーで買った(たぶん慣行栽培の)大根」で実験してみましたが、下記の通りです。

左:自然栽培
右:慣行栽培

ここまで顕著に違うとは思いませんでしたが…。笑

実際の味を食べ比べてみても全然違いまして、自然栽培の大根は嫌味じゃ無い大根の辛みがしっかりと感じられるんですが、慣行栽培の大根は水っぽくて味がしませんでした。

食べ比べてみて、初めて「こんなに違うんだ!」と本当に驚きました。

オーガニック栽培の有機肥料もピンキリ?

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オーガニックの野菜でも慣行栽培の野菜と同じように悪臭を放ちながら腐るのがわかったと思います。

ここで、有機肥料って本当にいいの?という話をします。

有機肥料には「動物性肥料」と「植物性肥料」があります。
昔は枯れ葉や枯れ草などの植物性肥料が主に使われていましたが、オーガニックブーム以降、動物の糞尿を発酵させた動物性肥料が一般的に使われるようになってきました。

動物性肥料は通常3−5年ほどかけて熟成させ、その中に含まれる不純物や窒素分を空気中に放散させて害にならないようにしてから使用するそうです。

しかし、今ではほとんどの生産者が化学培養の酵素菌などを使い、熟成期間1週間で使用するようなケースもあるのだとか。

また、出所のよくわからない生ごみや食品廃棄物を「有機肥料」として使う生産者もいるそうなので、オーガニックだからと手放しに安心するのではなく、きちんと生産者の情報を調べてから購入するのがベストかもしれません。

ちなみに『自然の野菜は腐らない』の著書内では“無肥料”“動物性肥料”“植物性肥料”でそれぞれ育てた人参の腐敗実験もありましたが、動物性肥料だけが顕著に腐っていました。

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自然栽培の野菜ってどこで買えるの?

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上記で紹介したナチュラルハーモニーで買えます。

通販も実店舗販売もやっているので便利です。

公式サイト↓

こちらのサイトには全国の自然栽培食材の取扱店が載ってます↓

もし自然栽培の野菜を買ったら、なるべく野菜の味がわかるような料理で、一度味わってみて下さい。

ほんと、スーパーの適当な野菜とは全然違いますから。

おわりに

ここまで読んでくださってありがとうございました!

僕自身、健康に気を使うようになって野菜には種から栽培方法まで色々な種類があることを知りました。

この記事をきっかけに、より健康的な食生活を目指す人が一人でも増えて下されば幸いです。

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参考

【自然の野菜は腐らない:河名 秀郎】

 

【タネが危ない:野口 勲】

 

【奇跡のりんご:木村 秋則】

 

まとめ

自然栽培の食品を一度食べてみると新しい世界が広がるかも。

ABOUTこの記事をかいた人

こんにちわ、シロです。 新卒で証券会社に入社→入社3年は全く数字ができず地獄の日々→「思考は現実化する」という本と出会い「俺はできる!」と思い続けていたら特進で出世し、年収1,200万円到達→休日しか楽しみが無く、死んだ魚の目をして一生を終えそうだったので退職→ブログと個人投資家(←今ここ) 会社員時代に、病気になったり突然倒れ帰らぬ人となった周りの人たちを見て「健康が一番大事やん…!」と悟りました。 自然が大好きです。 山登り、キャンプ、スノーボード、ダイビング、旅行が好きです。 主に雑記ですが、皆様が心身ともに健康でいられるような記事を書いていけたらと思っています。