【完全版】宇宙兄弟・各巻の名言総まとめ【〜36巻】

こんにちは、将来は自宅に自分だけの漫画喫茶を作りたいと思っているSHiroです。

 

今回は大ヒット作品『宇宙兄弟』より、仕事、恋愛、人生などに通じる名言を各巻よりそれぞれ抜粋しました。

 

前向きになれたり、何かのヒントになるような名言ばかりなので、宇宙に興味がなくてもぜひご覧下さい。

 

ポイント

“ストーリー的な名言”ではなく“実生活においてヒントになりそうな名言”という基準で選びました。

 

ここに掲載した以外にも“ストーリー的に盛り上がる名言”が沢山あるので、興味が湧いたら一度読んでみてください。

 

当記事執筆時点では、AmazonのKindle版なら3巻まで無料で読めます。

 

Kindleアプリのダウンロードが面倒な方やPCで読みたい方はeBookJapanなら同様に3巻まで無料で読めます。

 

スポンサードサーチ

目次

宇宙兄弟の名言【1巻】

 

『今のあなたにとって…一番金ピカなことは何?』

 

主人公・六太(むった)は子供の頃、弟・日々人(ひびと)と共に宇宙に行くことを誓う。

 

しかし、大人になるに従い、より“現実的”で“失敗しない”ような道を選択し続け、自動車開発会社のサラリーマンとなる。

 

弟・日々人は宇宙飛行士となり月への切符を手にする中、本当は宇宙に行きたいという想いから目を背け続けるムッタに、子供の頃からお世話になっていた天文学者・シャロンが問いかける。

 

1番金ピカ

 

自分の目標や、自分にとって大切なものを見失いそうな時に、この言葉を思い出したいですね。

 

『今と昔で違うもんがあるとすりゃ、それはムッちゃんが…昔みたいに張り合わなくなったってことだ。』

 

宇宙飛行士になるための面接を受けるも、手応えを感じないムッタ。

 

そんな気も知らず、周りの人々は『宇宙飛行士・日々人のお兄ちゃん』と騒ぎ立てる。

 

兄がようやく宇宙飛行士への道を歩みだした事に喜ぶ日々人だが、「自分が宇宙飛行士になれるわけない」と相変わらず諦めムードな兄・ムッタに対しての日々人のセリフ。

 

張り合い

 

大人になるといつの間にか、負けること、失敗する事が怖くなり、張り合ったり挑戦したりする機会が減ってしまいがちです。

 

自分の本当にやりたいことのためには、失敗を恐れずライバルに張り合っていきましょう。

 

宇宙兄弟の名言【2巻】

 

『もし諦めきれるんなら、そんなもん夢じゃねぇ』

 

面接の結果を待っている時に、かつて上司に頭突きをして会社をクビになっている事実が面接官に伝わってしまったムッタ。

 

完全に諦めて、日本に帰り仕事を探そうとしているムッタに日々人が発破をかける。

 

諦められるなら夢じゃない

 

諦められることは夢じゃない。

 

逆に、どうしても諦められない夢は捨てるべきじゃないのかもしれませんね。

 

スポンサードサーチ

宇宙兄弟3巻の名言

 

『悩むなら、なってから悩みなさい』

 

運の要素が強く作用し3次面接まで進んだムッタ。

 

一緒に面接を進んでいる仲間たちの宇宙に懸ける強い想いを知り、自分には宇宙に行くべく大義や責任が無いのではないか、と悩むムッタにシャロンがかけた一言。

悩むなら、なってから

 

なりたいもの、やりたいこと、それらはなってみてから、やってみてから悩めばいいのでしょう。

 

なる前、やる前から悩んで一歩踏み出せないのが、一番の時間の無駄なのかもしれません。

 

『私の夢は、年をとっていない』

 

3次面接まで残ったメンバーの中でダントツの最年長である54歳、福田直人。

 

宇宙を夢見て、妻にも愛想をつかされ、ようやく手に入れた宇宙飛行士へのチャンスを掴むべく奮闘する。

 

夢見る夫と愛想をつかす妻 夢だけは年老いない

 

いくつになっても、年老いることのない“夢”をもって生きていけたら素敵です。

 

宇宙兄弟の名言【4巻】

 

『ここにいたんだ』

 

学生の頃、森の中に住む天文学者のシャロン博士に会いに行こうと友人を誘うも、全く相手にされず断られるムッタ。

 

宇宙飛行士という夢を周りの友人と共有できずモヤモヤした気持ちでいたが、今、共に宇宙飛行士選抜試験を受けている仲間たちは皆同じ志なんだと気付いたムッタが心の中で思う。

 

ここにいたんだ

 

気を許せる仲間、同じ志の仲間が今はいなくても、世界のどこかには必ずいるのだと勇気付けてくれる一言です。

 

スポンサードサーチ

宇宙兄弟の名言【5巻】

 

『迷った時はね、“どっちが正しいか”なんて考えちゃダメよ』『“どっちが楽しいか”で決めなさい』

 

自分たちのチームから、宇宙飛行士としてふさわしい2人を選ばなければならないムッタたち。

 

誰しも自分がなりたいに決まっている中、どのような方法が正しいのか悩むムッタは、ふいに子供の頃に聞いたシャロンの教えを思い出した。

 

どっちが正しいかではない どっちが楽しいか

 

人生において、実践していきたい心構えです。

 

『グーみたいな奴がいて、チョキみたいな奴もいて、パーみたいな奴もいる。誰が一番強いか、答えを知ってる奴いるか?』

 

チームから2人を選ぶ方法でじゃんけんを提案したムッタ。

 

他人の粗を探し、他人を蹴落として2人を選ぶ方法より、この選抜試験が終わった後でも仲良くしていくために、“楽しい”方法を提案した。

 

グー、チョキ、パー 誰が一番強いか

 

こういう考え方ができれば、差別や偏見もなくなり、変に自分と他人を比べて消耗することもなくなるのでしょう。

 

深く胸に刺さる名言です。

 

宇宙兄弟の名言【6巻】

 

『“言葉”じゃ足りない』

 

寡黙な日本人宇宙飛行士・吾妻滝生が宇宙へ行った際、管制から「地球はどうだ?」と問われた際の一言。

 

言葉じゃ足りない

 

言葉にならないほどの感動、最近してますか?

 

スポンサードサーチ

宇宙兄弟の名言【7巻】

 

『世の中には“絶対”はないかもな…でもダイジョブ、俺ん中にはあるから』

 

「絶対に宇宙飛行士になる!」と意気込む日々人に対して、「絶対なんてないんじゃないのか?」と自分にも言い聞かせるように諭すムッタ。

 

それに対しての日々人のこの答えには、確固たる意志が表れていた。

 

絶対は俺の中にある

 

自分の想いに向かって一直線に走る日々人の姿勢を私たちも見習いたいですね。

 

宇宙兄弟の名言【8巻】

 

『だが一つ、足りないことがある…“仲間に頼る”ということだ』

 

宇宙飛行士になるための最終試験まで残った溝口大和。

 

学生時代から常にトップに立ち、リーダーシップを発揮していた溝口だが、最後の最後で落とされてしまう。

 

一見完璧なリーダーに見える溝口に、何が足りないのかが告げられた。

 

足りないこと 仲間に頼ること

 

本当の意味でのリーダーとは、仲間に頼ることができる人。

 

仕事にも通じる考え方ですね。

 

宇宙兄弟の名言【9巻】

 

『俺たちは今!最善を尽くしてる!これ以上はないんだ』

 

月面の大きな谷に落ち酸素のメインタンクが破損してしまった日々人。

 

予備タンクの酸素はあと10分しかもたないが、最短最速でも救助までに20分かかる距離をバギーで走るフレディとバディ。

 

日々人の酸素が残りわずかとなり、焦ってパニックになるバディに対して発せられたフレディからの一言。

 

最善を尽くす

 

これ以上は何もできないほど最善を尽くしているときは、焦る気持ちを抑えて冷静になることが大切です。

 

宇宙兄弟の名言【10巻】

 

『それこそが、外に飛び出す原動力です』

 

ムッタと共に宇宙飛行士になった同期の新田零次。

 

宇宙飛行士としてのインタビューに答える新田だったが、本当は引きこもりの弟へ向けたメッセージだった。

 

『今…“自分の居場所がない”と強く感じていて、小さな世界に閉じこもっている人がいたら、聞いてくださいー』

 

外に飛び出す原動力

 

現状に満足できない人は、裏を返せば外の世界へ飛び出す原動力を持っているということ。

 

いつの時代も、そういった原動力が人やテクノロジーを成長させてきました。

 

宇宙兄弟の名言【11巻】

 

『1位と最下位との差なんて大したことねーんだよ…ゴールすることとしないことの差に比べりゃ』

 

砂漠を徒歩で渡るサバイバル訓練において、チームが最下位の状況にも関わらず高熱を出してしまったムッタの一言。

 

ゴールまで歩く ゴールすることとしない事の差

 

人との順位より、自分のゴールさえ大切にできたらそれでいいのかもしれません。

 

『モノ作りには…失敗することにかける金と労力が必要なんだよ。いい素材を使ってるモノがいいモノとは限らねえんだ。だけど、失敗を知って乗り越えたモノなら、それはいいモノだ』

 

訓練の一環で、チームで地上用のキャンサット(小型宇宙衛星)を作る際にムッタが発した一言。

 

いいモノ作りのために

 

人やチームも、同じなんだと思います。

 

『俺の敵は、だいたい俺です』

 

『自分の“宇宙へ行きたい”っていう夢を、さんざん邪魔して、足を引っ張り続けたのは結局俺でした』

 

「有人宇宙飛行は予算の無駄遣いだ」と批判する天文学者たちを“敵だ”という上司ビンス。

 

そのビンスから「あなたの敵は誰ですか?」と聞かれた際に言ったムッタの答え。

 

自分の敵は自分

 

こういう考え方ができると、人としてどんどん成長していくのでしょう。

 

『本気の失敗には価値がある』

 

何気なくムッタが発した言葉は、ビンスとその同僚ピコの今は亡き友人が発した言葉と同じだった。

 

価値ある失敗

 

“本気の失敗”だからこそ価値があり、“本気の失敗をどれだけ経験できるか”ということが後の成長に大きく影響してくるのではないでしょうか。

 

宇宙兄弟の名言【12巻】

 

『ネクタイを締める理由なんてのは1コしかねえ──仕事が無事に終わった後に“緩める”ためだ』

 

普段は飲んだくれでだらしないピコだが、いよいよ自分が手がけたパラシュートで日々人たちが帰還するという日にはネクタイを締め家を出る。

 

ネクタイを締める理由は仕事が終わってから緩めるため

 

ネクタイとスーツは仕事という戦いに身を置く男の戦闘服です。

 

宇宙兄弟の名言【13巻】

 

『今のは“心のノート”にメモっとけ』

 

普段は胡散臭いおっさんだが腕は超一流のパイロットであるデニール・ヤング。

 

ムッタの飛行訓練を担当することになったデニールは、技術的なことは“頭のノート”へ、心構えやパイロットとしての姿勢は“心のノート”へメモを取るように指導した。

 

心のメモ

 

僕たちも“心のノート”にメモを取れるよう、常日頃から感性を研ぎ澄ませておきたいものです。

 

宇宙兄弟の名言【14巻】

 

『だが宇宙へ行った人間ってのは皆──そんなこと承知で続けた者たちだ』

 

ムッタたちの上司であるNASAの室長バトラーが、かつての後輩ロナルドから「NASAで訓練を続けていても宇宙に行ける保証なんてどこにもない」と言われ、返した一言。

 

宇宙飛行士になる者

 

プロのアスリートや世界の名経営者も、先が見えない中でひたすら“続けた”先に成功が待っていたのではないでしょうか。

 

宇宙兄弟の名言【15巻】

 

『大事なのは“できる”という経験を得ること』

 

日々人は月での事故を機にパニック障害となってしまい、宇宙服を着ると発作を起こすようになる。

 

その克服のために一役買ってくれたロシアの宇宙飛行士イヴァン。

 

彼はいきなり宇宙服を着せるのではなく、サングラスやヘルメットなど軽いものから徐々に着用し慣れていくという方法を取る。

 

その際、もどかしい気持ちである日々人に向かって発した一言。

 

大事なのはできるという経験を得ること

 

いきなり大きすぎる目標に取り組むのではなく、小さな成功を徐々に積み重ねていくことが成功への近道なんだと気付かせてくれる言葉です。

 

宇宙兄弟の名言【16巻】

 

『先のこと考えるのやめたんだ。わかってたけど…大事なのは結局…“今”だ』

 

訓練で同期の真壁ケンジと組むことになったムッタ。

 

息ぴったりのチームワークを発揮していたが、2人のうちのどちらか1人しか月に行けないとわかり、ギクシャクしてしまうことに。

 

最終的にムッタがたどり着いた答え、それは“今だけを考える”というものだった。

 

先のことを考えない 今を考える

 

先のことを考えすぎて目の前のことが疎かになっていないか、常に自問自答し“今”に集中することが大切なのかもしれません。

 

宇宙兄弟の名言【17巻】

 

 

『タクシーで発作が出たことで不安になってるだろうけど、俺はそれをきいて逆にちょっと安心したぞ──宇宙服着てるかどうかは、発作と関係ないってことだろ?』

 

パニック障害を克服できたかどうかを見極める試験の直前、日々人はタクシーの中で克服したと思っていた発作が再発してしまう。

 

それに対してムッタが発した言葉。

 

逆に安心した 発作は宇宙服と関係ない

 

どんな時でも、物事にはポジティブな側面があるのだと気づかされる一言です。

 

宇宙兄弟の名言【18巻】

 

『リーダーというのはやはり安心と興奮を同時にくれる』

 

ムッタたちが月へ行くためのチームリーダーが決まった際のムッタの一言。

 

リーダーの資質

 

組織の優れたリーダーは見習うべき資質ですね。

 

宇宙兄弟の名言【19巻】

 

『月面で会おう』

 

パニック障害を克服した日々人だが、NASAの上層部には認めてもらえなかった。

 

しかし、日々人は別のルートで月を目指す。

 

その際にムッタに送ったメールの言葉には、日々人の確固たる決意が表れていた。

 

月面で会おう

 

日々人の、どんな逆境にもめげない強い意志は僕たちも見習いたいですね。

 

宇宙兄弟の名言【20巻】

 

『逃げ道ってのは甘えの道だ。誰でも楽に歩けるかわりにどこにも辿り着けない』

 

NASAを去り、ロシアから月を目指す日々人に対して「NASAから逃げた」と言われ、ムッタが放った一言。

 

逃げ道は甘えの道

 

すごく心に突き刺さる名言の一つです。

 

楽な方に進むのは単に逃げているだけ。

 

どこにも辿り着けない“逃げ道”に進まないように気をつけたいですね。

 

宇宙兄弟の名言【21巻】

 

『突破口はね、これから作る』

 

“1億ドルの経費削減”という無理難題を突きつけられたムッタの一言。

 

突破口は作るもの

 

突破口とは、見つけるモノではなく、作るモノなのかもしれません。

 

宇宙兄弟の名言【22巻】

 

『できれば何も伝えないまま──ISSが続いていくことにしたい』

 

同期の宇宙飛行士セリカはISS(国際宇宙ステーション)に乗るのが夢で、やっとISSミッションに任命されたと喜んでいた。

 

しかしその直後、ムッタはISSが予算削減のため廃棄の危機であることを知ってしまう。

 

そこでムッタは、ISSミッションに任命されたセリカたちにはこのことを告げずに、なんとかISSが存続できないか模索する。

 

誰にも知られず解決

 

言葉自体は普通ですが、その裏には、背中で語る男の姿が垣間見えるのは僕だけでしょうか。

 

仲間には不要な心配をかけず、こっそりと問題を解決するその心意気──こんな男になりたいですね。

 

宇宙兄弟の名言【23巻】

 

『人は…例えば“宇宙へ行く”みたいな大きな夢を持った時、目の前のバカでかいドアに畏縮して向こう側へ行くことを諦めちまう。「開けられるわけがない」──ってな。だがビビることはないんだよ。本当は初めから、そんな“バカでかいドア”なんてものはない。小さなドアがいっぱいあるだけだ』

 

英雄と言われた宇宙飛行士ブライアンの言葉です。

 

大きな夢を持つと目の前の大きなドアに畏縮する 本当は大きなドアなどなく、小さなドアがいっぱいあるだけ

 

僕の中では、宇宙兄弟で暫定1、2位を争う名言です。

 

自分で勝手に作り上げた“バカでかいドア”のせいで、目の前の小さなドアに気付けない人ってたくさんいるのでしょう。

 

小さなドアを、一つ一つ、コツコツと開けていけるような人間になりたいです。

 

宇宙兄弟の名言【24巻】

 

『本当の“最善”のためなら“決定”なんて何回したっていいんじゃねえの?』

 

月へのミッションでムッタと同じチームのメンバーであるカルロが突然いなくなってしまい、チームから外されることが“決定”してしまう。

 

「もし、今カルロが帰ってきたらどうする?」

 

上官にこう質問するリーダー・エディだが、カルロが外されることはすでに“決定”していると上官に言われた際の一言。

 

最善のための決定

 

特に日本社会においては、一度決定した事項を覆すのは好ましく無いといった風習がありますが、本当の“最善”のためには“決定”に対して柔軟に考えていくことも時に必要なのかもしれません。

 

宇宙兄弟の名言【25巻】

 

『こっち側に立ってみると意外と冷静なもんでさ、“使命感”みたいのがちょっとあって、あとは全部“楽しみたい感”だな』

 

ようやく夢に見た宇宙飛行士となり、月へ向けて飛び立つムッタ。

 

「どうだ六太、このロープのそっち側は?」

 

と見送りに来た父親に聞かれた際の一言。

 

使命感ではなく楽しみたい感

 

憧れた場に立った際に感じるのは意外とこういったことなのかもしれません。

 

どんな時でも楽しむ心を忘れないように心がけたいですね。

 

宇宙兄弟の名言【26巻】

 

『大丈夫!余裕です!』

 

月に到着したムッタたちだが、着陸時に岩に乗り上げてしまい、このままでは宇宙船ごと倒れてしまうという危機に。

 

しかしムッタは、自身が絶体絶命のピンチでありながら、手術を受けながら通信を聞いているシャロンに心配をかけまいと発した一言。

 

大丈夫、余裕です

 

絶体絶命のときこそ、この時のムッタのような“冷静な強がり”ができるようになりたいものです。

 

宇宙兄弟の名言【27巻】

 

『泣いてもいいのは悲しくて仕方ない時と、嬉しくて仕方ない時だ』

 

ネットで悪質なデマを流され、世の中の人々に激しく叩かれる宇宙飛行士セリカ。

 

とうとう、幼い頃からずっと目標にしていた“ISSでの新薬の開発”が中止に追い込まれてしまう。

 

そんな時セリカの頭に、今は亡き父からの言葉がよぎる。

 

泣いていいのは悲しい時か嬉し時だけ

 

悔しい時、恥ずかしい時、辛い時には泣かない。

 

その代わり、悲しい時や嬉しい時には目一杯泣いてもいいのかもしれません。

 

『人の悪口というのは、仲間内で言う人は“凡人”、口に出さない人は“賢人”、不特定多数に向けて発信する人は“暇人”ですから』

 

セリカに関するデマが想像以上に反響を呼び、批判を恐れた文部省の役人たち。

 

すぐにプロジェクト中止を発表するようJAXAに圧力をかけてきた際に、JAXAの理事長・茄子田が発した一言。

 

凡人、賢人、暇人

 

他人からの悪口は、このように考えて受け流せばOKですね。

 

所詮は“凡人”か“暇人”の戯言です。

 

宇宙兄弟の名言【28巻】

 

『これくらいのことは起こって当然だ』

 

月に到着しミッションに取り組むムッタたちだが、次々と起こるアクシデント。

 

そんな時にもムッタは『想定外の事態に直面することなんてわかっていたことだ』と冷静に受け止める。

 

これくらいのことは起こって当然

 

何かにチャレンジする上では、想定外の事態やアクシデントには必ず直面しますが、どんなときでも冷静に対処していきましょう。

 

宇宙兄弟の名言【29巻】

 

『この店で一番うまいもんに今出会えた!“トライ”したおかげで!』

 

「無謀だ」「もっと慎重になるべきだ」と室長バトラーから諭されるフライトディレクターのビル・ハガードだが、そんなことは意にも介さない。

 

想定外という名の波に乗り、月での大発見に繋げたハガードはバトラーに言う。

 

トライしたおかげ

 

挑戦なきところには、新たな発見も成功もなく、待っているのは“現状維持”のみなのでしょう。

 

宇宙兄弟の名言【30巻】

 

『キノコと名乗ったからにはカゴに入れ』

 

NASAを去りロシアにやってきた日々人。

 

ロシアの雰囲気になかなか馴染めずにいる日々人に、ロシアの宇宙飛行士・イヴァンから1通のメールが届く。

 

キノコと名乗ったからにはカゴに入れ

 

日本でいう“郷に入っては郷に従え”という意味の言葉でしょう。

 

一度は月まで行き、普通なら英雄として崇められてもおかしくない日々人。

 

にも関わらずNASAを去ることになってしまった日々人に対して送られたこの言葉には、とても重たいメッセージが込められているように思います。

 

自分の過去がどうであれ、新たに何かを名乗ったならそこの風習や文化に合わせるべきなのでしょう。

 

宇宙兄弟の名言【31巻】

 

『諦め切れないことのために諦めることもあるんだよ』

 

「NASAをどう思っているか?」という問いに対して、日々人は答えた。

 

「別になんとも思っていない──ただ“諦めた”だけだ」

 

“宇宙に行く”という諦め切れないことに対して、NASAにいることを諦めた日々人が発したセリフ。

 

諦めきれないことのために諦めることもある

 

キレイ事だけでは目的を達成できないこともある。

 

そんな時に思い出したい一言です。

 

『“諦め”ってある意味では“決意”に似てるよな』

 

“もう一度宇宙に行きたい”という想いを叶えるため、NASAにいることを諦めロシアにきた日々人。

 

凍った湖に穴を開けて飛び込むというロシア流の宇宙飛行士の儀式を前に、日々人が発した一言。

 

諦めという名の決意

 

自分の想いを叶えるため、時には“諦めという名の決意”が必要になることもあるかもしれません。

 

宇宙兄弟の名言【32巻】

 

『2人以上が同じことを褒めてくれたなら、それは間違いなくお前の真実だ』

 

子供の頃から体が大きく、周りの人間から「怖い」と言われ続けてきたアンディ。

 

アンディの母親だけは「あなたは誰よりもタフな人間になれる」と褒めてくれていたが、全く同じポイントを褒めてくれたのはNASAの英雄パイロットであるブライアンだった。

 

2人以上に同じところを褒められたらそれは真実

 

自分の実力に自信がなくても、2人以上から褒められたポイントに関しては堂々と自信を持っていいのかもしれません。

 

宇宙兄弟の名言【33巻】

 

『毎回毎回“これが最後かもしれない”って思ってやってきたからな…いつもと同じだ、なんら変わらん』

 

宇宙飛行士として、最後のミッションに臨むエディ。

 

人生最後の宇宙でのミッションで、何を思うのかを聞かれエディが答えた一言。

 

これが最後かもしれない

 

とても深い名言です。

 

『もし今日が人生最後の日だとしたら、今日やろうとしていることは本当に自分がやりたいことだろうか?』

 

という名言を残したスティーブ・ジョブズの考え方にも通じる部分があります。

 

“これが最後だ”と思って取り組んだ先に、大きな成功が待っているのかもしれません。

 

宇宙兄弟の名言【34巻】

 

『右か左か、正解は誰にもわからん。大差ないのかもしれん。ただ…進んだ先でどうにかするだけだ』

 

月からの帰還船にトラブルが発生した際のフライトディレクター・ハガードのセリフ。

 

右か左か 進んだ先でどうにかするだけ

 

僕たちも迷った時“どちらが正解か?”と考えがちですが、そもそも正解などないのかもしれません。

 

進んだ先で、諦めたり立ち止まったりしなければ、それが正解になるのではないでしょうか。

 

『“前例”を作ってもらうぞ、クジョー』

 

ミッション中に怪我をしてしまったクルーのため、“宇宙飛行士の専門医・クジョーに地球からロボットを遠隔操作させて手術をする”という前代未聞の決断を下した際のハガードのセリフ。

 

前例を作る

 

“前例”と呼ばれる出来事も、一番最初は前例がない状態で生まれている出来事です。

 

“前例がない”と尻込みするのではなく“前例を作る”という強い気持ちを持てるようになりたいですね。

 

宇宙兄弟の名言【35巻】

 

『自分のやっていることの“意味”を探す必要はない。やったことの結果が、誰かの“意味あること”になればいいんだ』

 

トラブル続きの月面ミッションで、フィリップと共に途方もない作業を続けるムッタ。

 

ふいにフィリップが『たまに“こんなことして意味あるのか”って考えてしまう』と呟いた際に、ムッタが返した一言。

 

自分のやっていることの意味を探す必要はない

 

一見意味が無いように見えることでも、後になって重要な意味を成すこともあります。

 

今やっていることの意味を探す前に、まずは目の前のことに全力で取り組んでみることが大切なのかもしれません。

 

宇宙兄弟の名言【36巻】

 

『“上には上がいる”ってことを痛感した時、打ちのめされるのかワクワクするのか…実はあなたは選べるのよ』

 

イヴァンの妻が、バレエの専門学校に見学に行き生徒のレベルの高さに驚いた娘のオリガに対して言った一言。

 

ワクワクするか打ちのめされるか選べる

 

上には上がいることを知って、ワクワクできるような人間になりたいですね。

 

おわりに

仕事や人生に関連するたくさんの名言が宇宙兄弟の中にあります。

 

ここで紹介した言葉たちが、少しでも皆さんにとってプラスになってくれれば幸いです。

 

冒頭でも紹介しましたが、宇宙兄弟はKindle版イーブックイニシアティブジャパン eBookJapanで3巻まで無料で読めますので、興味が湧いたら読んでみてください。

 

【こちらの記事もチェック!】

manga

【大人もハマる】30代の男が本気でオススメしたい準メジャー漫画【少年漫画編】

2019年8月29日

 

まとめ

宇宙兄弟はストーリーも面白く名言もたくさん!

ABOUTこの記事をかいた人

こんにちわ、シロです。 新卒で証券会社に入社→入社3年は全く数字ができず地獄の日々→「思考は現実化する」という本と出会い「俺はできる!」と思い続けていたら特進で出世し、年収1,200万円到達→休日しか楽しみが無く、死んだ魚の目をして一生を終えそうだったので退職→ブログと個人投資家(←今ここ) 会社員時代に、病気になったり突然倒れ帰らぬ人となった周りの人たちを見て「健康が一番大事やん…!」と悟りました。 自然が大好きです。 山登り、キャンプ、スノーボード、ダイビング、旅行が好きです。 主に雑記ですが、皆様が心身ともに健康でいられるような記事を書いていけたらと思っています。