・本当に健康に良い習慣って何?
・健康に気を遣いたいけど忙しくて出来ていない
・いつまでも若々しくいるためにはどうすればいいの?
・健康長寿でいるために今から何かしておきたい
これらの疑問や問題に答えます。
結論は『腹6分目』でほぼ全て解決します。
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目次
健康寿命を延ばすためには腹6分目にするだけ
腹6分目にするだけでほとんどの健康に関するリスクは排除できます。
理由は下記2つです。
- 3大死因の予防に有効
- 生命力遺伝子が活性化される
それぞれ解説します。
日本人の3大死因
- がん
- 脳卒中
- 心臓病
これらが日本人の3大死因であり、脳卒中は要介護状態になってしまう原因の第1位でもあります。(参考:5疾病について/厚生労働省)
これらに共通する大きな要因が、食べ過ぎによる肥満やバランスの悪い食習慣です。
がんは遺伝子の異常が原因とされており、後述しますが遺伝子を正常に働かせるためには空腹状態である事が有効だと考えられています。
また、脳卒中や心臓病に関しては、
食べ過ぎる
↓
内臓脂肪が蓄積される
↓
内臓脂肪が燃焼する際に「アディポサイトカイン」という物質が発生
↓
アディポサイトカインは善玉と悪玉があり、内臓脂肪が蓄積した状態では悪玉が過剰に分泌される
↓
悪玉アディポサイトカインは動脈硬化を促進させる性質があり、心臓病や脳卒中に繋がる
という流れで過食が心臓病・脳卒中の大きな要因になります。
メタボ体型の人ほど心臓病や脳卒中を起こす割合が多いのはこういった理由からです。
ちなみに、これらに糖尿病を加えたものを4大疾病と言います。
“国民病”とも言われる糖尿病は、本記事執筆時点で厚生労働省が発表した最新の調査結果によると、患者数が過去最高の328万人に達しており、がんや心臓病を上回っています。
言うまでもなく、糖尿病も食べ過ぎや肥満が大きな原因になっています。
食事の量を控えるだけで、これらの予防に大きく効果があります。
生命力遺伝子
私たち人類には、飢餓や寒さ、感染症などを乗り越えてきた様々な種類の「生命力遺伝子」があります。
・飢餓に打ち勝つ「飢餓遺伝子」
・飢餓状態において生き残るための「延命遺伝子」
・出生率を高める「繁殖遺伝子」
・感染症に打ち勝つ「免疫遺伝子」
・ガンと闘う「抗ガン遺伝子」
etc…
「延命遺伝子」は、正式名を「サーチュイン遺伝子」と呼ばれ、テレビや雑誌で「長寿のための遺伝子」として話題に挙がっているのを見た事がある人も多いでしょう。
これらの遺伝子は、飢えや寒さの状態におかれないと十分に働かない事がわかっています。
2009年にアメリカのサイエンス誌に掲載された、ウィスコンシン大学によるアカゲザルを使った興味深い研究結果があります。(原文:Caloric Restriction Delays Disease Onset and Mortality in Rhesus Monkeys)
この研究は、アカゲザルを通常の食事を与えるグループと、カロリーを30%カットした食事を与えるグループに分け、老化や寿命、疾病率を調査するというものでした。
その結果、カロリーを制限したグループの方が疾病率や死亡率が大幅に低下し、通常食のグループよりも老化を遅らせる事ができるという事がわかりました。
↑左側が通常食のグループ、右側がカロリー制限食のグループのアカゲザルです。
カロリー制限したアカゲザルの方が明らかに若々しく、抜け毛が少なくて毛並みがいいのがわかると思います。
このような実験を通して、「生物が飢餓状態に置かれた時に、何とか生命を維持しようとする遺伝子があるのではないか?」という仮説を立てながら研究を進めた結果見つかったのが前述の「サーチュイン遺伝子」です。
このサーチュイン遺伝子は、飢餓状態に置かれた際に、人間の体内にある50兆の細胞の中の遺伝子全てをスキャンし、傷ついた遺伝子を修復してくれる事がわかっています。
つまりサーチュイン遺伝子を活性化させる事で、寿命が延びるだけでなく、老化や病気を食い止める事ができるというわけです。
また、ハンガーマップという世界の飢餓状態を表したマップがありますが、飢餓に苦しむ国の方が出生率が高い事がわかっています。(参考:【夫婦でできる】あの意外な方法で妊活をしたら効果があるかも?【男性も必見】)
これらの事から、飢餓状態に置かれる事で様々な生命力遺伝子が活性化し、老化を遅らせ、病気になりにくくしてくれる事がわかると思います。
また、あらゆる動物実験において、エサの量を40%カットした場合の延命効果が最も高く、平均で1.5倍程度寿命が延びたという研究結果もあるようです。
末期ガンで余命ゼロ(生きているのが不思議な状態)と宣告されてから14年も生き、“奇跡のシェフ”と呼ばれた神尾哲男さんも、腹6分目で食事をされていたそうです。
健康寿命のためには、出来れば腹6分目、最低でも腹8分目を守った食生活を心がけましょう。
腹6分目の健康効果
腹6分目により、大きな病気やガンの予防に繋がる事がわかってもらえたと思います。
さらに、もっと身近な健康効果としては下記のような事が挙げられます。
- ダイエット効果
- 脳の若返り効果
- 体臭予防
- 若ハゲ予防
- ニキビ予防
- 睡眠の質の改善
- 集中力アップ
生命力遺伝子の活性化や、食事制限による血中コレステロールの減少によって、このような好影響が期待できます。
何度も言いますが、“食事の量を減らすだけ”です。
誰でも簡単に出来るのにその効果は計り知れませんね。
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人間は過食には対応できない
そもそも、人類の長い歴史を振り返るとほとんどが飢餓との戦いです。
いつでもお腹いっぱいに食べられるようになったのは本当にごく最近です。
何万年もの飢餓との戦いの中で人類は飢餓に負けないように進化してきました。その例が、上で挙げたような飢餓遺伝子やサーチュイン遺伝子です。
何万年もかけて、飢餓に対応できるように進化した私たちの身体は、“過食”には対応できません。
長い人類の歴史上、苦しくなるほどお腹いっぱいに食べられる今の状態はまさに“異常事態”と言えるでしょう。
それほど“食べ過ぎは身体に良くない”という事を、特に我々日本人はもっと自覚すべきなのかもしれません。
粗食を提唱する専門家:南雲吉則先生
食事量を減らす“粗食”で有名な方には、医師である南雲吉則先生が挙げられます。
「1日1食」「ごぼう茶」などで有名で、ご自身でもそれらを実践されておりとても60代には見えない若々しさです。
南雲先生は、60歳以上の生き方が輝いている人に贈られる「プラチナエイジスト」の受賞歴もお持ちで、56歳の時には血管年齢26歳、骨年齢28歳、脳年齢38歳という驚異の肉体を実現されています。
当記事を執筆するにあたっても大変参考にさせて頂きました。
下記の著書が有名なのでご興味があれば読んでみて下さい↓
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1日1食を実践する著名人
著名人の方でも、1日1食しか食べない方はたくさんいらっしゃいます。
- ビートたけしさん
- タモリさん
- 水谷豊さん
- Gacktさん
- 京本政樹さん
- 日野原重明さん(享年105歳)
こういった著名人の方々が1日1食を実践されているそうです。
皆さん、実年齢よりも若々しく見えてエネルギッシュな方ばかりですね。
まずは1日2食から
とはいえ、あくまでも“栄養失調にならないレベルでの粗食”が健康にとってプラスだと考えられています。
いきなり腹6分目や1日1食という極端な事をしてしまうと、長く続かないばかりか反動でドカ食いしてしまうリスクもあるため、少しずつ食事の量を減らしていきましょう。
オススメは朝食を抜いた1日2食です。
それだけで単純に1日の総摂取カロリーが減りますし、朝は排泄・代謝の時間なのでそもそも食べる必要が無いです。(参考:【毎日3食が健康に良いと思ってる?】1日2食で十分すぎる理由)
1日2食から徐々に食事量を減らしていき、ご自身に合う食事法を見つけてみて下さい。
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おわりに
ここまでお読み頂きありがとうございました。
最も手軽にできて、最も効果的なのがこの“腹6分目〜腹8分目健康法”だと思います。
これを読み終わってから早速実践し、健康長寿を目指しましょう!
まとめ
・まずは1日2食から始めてみる
・どんなに食べても腹8分目まで